【ヒャクミビーンズに挑戦!(オマケ)】
馬「いやー、びっくりしました!
皆さん見事にキワモノ味ばかり引くんだから流石としか言いようがないです(笑)」
馬は嬉しそうにしながら、航海日誌を付けているナギの背中に話し掛けている。
夕食の片付けも終わり、明日の朝食の仕込みも終わっている。
馬もナギも入浴(※シャワー)済みで、ナギに至っては今宵の不寝番でも無いため、本当に2人だけの自由時間が到来していた。
ナギ「………なぁ、」
馬「ワッフ(※はい)!!」
馬は犬のように尻尾を振りながらナギの元まで這っていった。
彼に構ってもらえるのが嬉しくて、身体全身で喜びをアピールしているのだ。
馬「何でございましょうっ、ご主人様っっ!!」
馬は椅子に座るナギの足元でニコニコしながら待機する。
ナギ「……俺は食べてねぇんだけど。」
女性を床で寝かせる趣味の無いナギは、女性を床に跪かせる趣味も無い。
馬を立たせてそのまま自分の膝上に向かい合うように座らせた。
ナギお得意の対面座位シチュエーションである。
馬「フヘヘへ♪」
馬はナギの膝上に乗せてもらえた瞬間から彼の背中に手を回し、コアラのようにガッシリと抱き着き、彼の厚い胸板を身をもって堪能しているのだが、
馬「……食べてない?」
その動きを一旦止めてから、
馬「あ!ビーンズを、ですか?」
と、聞き返した。
言われてみれば、ナギは間接的に味わっただけで実物を直接食べてはいない。
ナギ「あぁ。」
馬「それじゃあ、どうぞ。
食べたらちゃんと歯を磨いてくださいね、虫歯になりまっせ♪」
そう言いながら
馬はビーンズ入りの缶を差し出した。
しかし、
ナギ「………………」
ナギは缶を受け取ろうとしなかった。
馬「ん?気が変わったんですか?」
ナギ「……食わせろ。」
馬「なるほど、了解です!」
現在、ナギは
馬が滑り落ちないように背中に手を回してくれている。
それ故に自分では食べられないということらしいが……実際は彼なりに甘えているのだ。
馬「じゃあ1つ目に出てきたやつを食べてくださいね?
ミミズ味でも文句は無しです。」
ナギ「……あぁ。」
ガションガション…
馬は缶をフリフリ振って、1粒のビーンズを取り出し、
馬『この柄は…』
それをナギの口に入れてやった。
ナギ「……(咀嚼中)」
ナギが食べている間に
馬は味を確認する。
馬『あ!やっぱりアタリ味…』
(説明書2)

ド派手な配色が印象的な『砂糖漬け果物味』だった。
ナギ「……甘ぇ。」
馬「ナギさんあまり甘い物食べませんからねー。
でもこれはビーンズの中で1番美味しい味の砂糖漬……むぐっ!!」
ふいに彼から口付けをされた。
実は2人が両想いになってからは空前のキスブームが巻き起こっている。
2人きりになった瞬間からキス。
寝る前にもキス。
目を合わせればキス……完全にご馳走さま状態だ。
馬「うーん、美味しい…」
唇を離した
馬の第一声はそれだった。
ナギの口越しに、『砂糖漬け果物味』が伝わってきた。
ナギ「今食ったやつ、お前の味に似てるな。」
馬「はい?」
突拍子もないナギの返しに、
馬は首を傾げる。
ナギ「…………」
ナギはニヤリと笑ってから、
馬を抱き抱えた状態で椅子から立ち上がると、
馬「わわっ!」
ドサッ…
そのまま軽々とベッドまで運ばれたかと思えば、
カチャカチャ…
馬「ぎゃっっ!な、何をする気ですか!!」
あろうことか、ナギは本人の許可を無くして
馬のベルトを解きにかかっている。
ナギ「……ホンモノの
馬の味を食いたくなった。」
セリフは淡々としたものだが、彼の顔はとても楽しそうである。
馬「ヒィィッッ!!ビーンズからどうしてこんな展開にぃぃ…」
ナギ「………」
及び腰の
馬とは対照的に、ナギは嬉々として彼女の衣服を脱がしていくのだった。
愛し合う2人の夜はまだまだ始まったばかり……
(終)
※本編でなかなかナギさんと再会出来ないのでこちらでラブラブさせようと思いました。