100回目のプロポーズ~私が死なせません!!~
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リュウガ「じゃあ、俺達はまた向こうに行くからな。
ソウシ、今度はお前も着替えを手伝ってやれ!
夫婦2人きりにすると着替えだけじゃ済まなくなりそうだ(笑)」
ナギ「…………」
馬「ひぃぃ////」
煽るようなリュウガの気遣いに、夫婦共が非常に恥ずかしく感じていた。
シン「ったく、早く着替えろどん亀夫婦。」
シンは乱れた髪を整えつつ、しっかりと悪口を残してこの場から離れようとしている。
リュウガ「ハヤテとトワも行くぞー。」
ハヤテ「うーッス。」
トワ「はーい。」
シンに続いてリュウガと若人2人も引き揚げようとする。
馬「ストップ!!」
そこを馬が呼び止めた。
馬「最後に1つだけ。
皆はいつから見てたんですか?」
ハヤテ「え…そりゃあ////なぁ、トワ!」
トワ「え…////」
ソウシ「勿論、久しぶりの抱擁シーンからばっちり、ね。」
リュウガ「だな! 濃厚なキスシーンもしっかりと見たぞ(笑)
しっかし、ナギは流石と言うか、キスだけであそこまでするんだな!
俺、見てるだけで勃、」
シン「何であんなキスまでしてるのに『アイラブユー』の一言がすぐに言えないっっ!?
抱き着いたり離れたり……全くもって苛々させられたっっ!!
お前らは最初っから交尾しながら告白しとけっっ!!」
とにかくシンの発狂っぷりが凄まじかった。
それはもうリュウガのセクハラ発言が霞むくらいに。
馬「あわわわわ////」
ナギ「…………」
彼らの話を聞いて、2人はますます恥ずかしくなってしまった。
まさに、穴があったら入りたい心境とは今の事で、
馬『夫婦になって初めての協同作業は穴掘り作業で決定かな。』
馬は顔を真っ赤にしながらそんな事を考えていた。
……………………………
シリウスメンバー全員に自分達の濃厚キスシーンとプロポーズシーンを見られていた。
それはある種の公開処刑と言っても過言では無いだろう。
馬「うぅぅ…あんなにブチューッとしてたのを皆に見られてたなんて恥ずかし過ぎぃ…」
馬は未だ羞恥心を引き摺り、悶え死にそうになっていた。
しかし、彼女にとっては公開処刑でも、ナギからすれば色々と都合が良かった。
ナギ「……荷物は全部入れたな?行くぞ。」
そう言って馬の鞄を持ってやり、空いている方の手を差し出した。
馬「あ…////」
メンバー全員に見られたということは、言い換えればシリウス公認の夫婦となったということだ。
堂々と馬と手を繋ぐ事が出来る。
ソウシ「良いなぁ、新婚さんは。」
ソウシは仲睦まじい2人を眺めて微笑んでいた。
馬「ま、まだ…実感が……はわわ////」
ナギ「……………」
恋愛初心者の馬の挙動不審は著しく、逆にモテ街道まっしぐらだったナギは顔色も変えずに無言を貫いている。
ソウシ「指輪ももらえたんだね、本当に良かった。
……でも何で中指なの?
普通は薬指だと思うんだけど。」
馬「あ、確かに。
何でですか、ナギさ…あ、旦那さん♪」
馬はナギの事を『旦那さん』と呼べて心底嬉しいようで、眩い笑顔を見せている。
ナギ「……あー、」
それは、とナギは前を向きながら説明を始めた。
ナギ「……ソリアの薬指がそのサイズだったからな。
けど馬の方が細いみてぇだな。」
ソウシ「え、」
馬「へぇー、この指輪にはソリアさんの温もりも宿ってるんですね♪
はふん…癒し効果倍増だ~♪」
ソウシ『今、凄い事を聞いた気がする……馬ちゃんは全く気にしてないみたいだけど。』
ソウシの祝福ムードは一掃され、
ソウシ『大丈夫かな、この夫婦。』
代わりに不器用な新婚夫婦の今後に一抹の不安を感じていた。