モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~(その8)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
入って来たのは……
ルイーズ「馬様、旦那様をお連れしました。」
ルイーズを筆頭とするゲオルグとジェイガンの3人だった。
ゲオルグ「……!!」
馬の姿を一目見たゲオルグは一瞬だけ動きを止め、すぐに彼女の元へと直行した。
ジェイガン「この度は馬様のご結婚おめでとうございます。」
ジェイガンは礼儀正しく、まずは花嫁の父にあたる梅に挨拶をしていた。
ゲオルグ「馬……本当に…同じ人間とは思えない程に美しい。」
馬に見惚れながら、ゲオルグは惜しげもなく思ったままの感想を口にしていた。
かくいう彼も軍服を精悍に着こなし、髪型も自宅で見せるようなラフなものではなく正装向けに整えられて、いつも以上に凛々しく逞しく見えている。
馬「ゲオルグさん……あの、それはUMA(未確認生物)的って事でしょうか?」
ゲオルグ「そんなわけないだろう。」
否定しながらゲオルグは馬を抱き寄せた。
馬「!?////」
周りに梅やジェイガン達がいるのにも関わらず、そのような行動を取ってしまうゲオルグは、文字通り馬に首ったけのようだった。
梅「ゴホンッ!!」
ゲオルグ「…… ヴァイカート氏、これは失礼致しました。」
梅が咳払いをしてやっとゲオルグは現実の世界に戻ってきた。
それほどゲオルグの眼には花嫁姿の馬が魅力的に映っているということだ。
梅「不束な娘だが、よろしくな。」
ゲオルグ「はい。」
馬「ゲオルグさん!」
ゲオルグ「どうした?」
馬「至らない点もあると思いますが、夫婦としてのご指導の程をよろしくお願いします!!」
師を敬うように、馬はゲオルグに頭を下げた。
まだ情事に対して恐怖心を抱いてしまうかもしれないが、結婚すると決めた以上はゲオルグと向き合っていこうと心に誓ったのだった。
ゲオルグ「昨晩は非常に申し訳ない事をした、それでも信じて付いてきてくれるのか?」
馬「はい、もう決めましたから!!」
ゲオルグ「……そうか。」
ゲオルグは馬の小さな手を取った。
ナギが死んだと聞かされた日の夜、馬が自傷した手の傷は結局今も治っていない。
それ故、本日は白いドレス用手袋をして見えないように隠している……
ゲオルグ「手は痛くないか?」
ゲオルグは傷を労るようにして彼女の手を握っていた。
馬「お、おかげさまで////」
ルイーズ『昨夜はどうなることかと思ったけど、ゲオルグ様と馬様なら素晴らしいご夫婦になられるはず!』
2人の打ち解けた姿を見てルイーズも安堵していた。
コンコン…
ルイーズ「はい。」
また花嫁控え室の扉がノックされたのでルイーズが対応した。
「本日の式の進行等を務めさせていただきます、司祭のクリスと申します。」
馬『……クリス?』
ルイーズ「ゲオルグ様、司祭様ですのでお通ししますね。」
ゲオルグ「あぁ。」
ルイーズ「どうぞお入りください。」
ルイーズに促され、司祭が静々と入室してきた。
クリス「失礼致します。
ランバート家の皆様、ヴァイカート家の皆様、本日はご結婚おめでとうございます。」
と、司祭が一礼し、顔を上げた時、
馬『あっっっっ!!』
馬の心臓が跳ね上がりそうになった。
クリス「式の段取りについて最終確認に参りました。」
馬『この司祭様…変装したソウシさんだ!!』
馬は叫んでしまいそうになる衝動を寸での所で飲み込んだ。
弟タケルの立場を考え、やっとの思いでナギの事を諦めようと決意したのに、すぐにそれを揺るがされる事態になろうとは……
馬『し、シリウス号は出航したんじゃなかったの!?
他人の空似?それとも生き別れの双子??』
ソウシに似ていると言うよりも、そのまんまソウシな司祭の登場に馬は激しく動揺するのだった。
(最終章に続く、あとがきへ)
【あとがき】
2026年度追記のあとがきとなります。
当時の馬小説のコピペ&推敲作業をしながら、『あ〜、こんな話だったなぁ…』と懐かしく感じてます。
やはり、モルドー帝国編はソリアさんの登場やオリジナルのナギさんの恋敵役のゲオルグさんが出てくるので今見返しても胸が熱くなります!
さてさて、次回で最終章、ワクワクしながら推敲作業に励みます!!
馬ときどき魔王 管理人より。