モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~(その6)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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……………………………
ルイーズ「馬様の手の拘束だけでも解くのは…?」
ゲオルグ「ダメだ、窓やドアを叩き続ける。
昼過ぎに医師が来る手配をしているから、それまでは何も触れずにただ傍で見ていて欲しい。」
ルイーズ「……かしこまりました。」
ゲオルグはルイーズに馬を託した後、すぐに職場へと向かった。
ルイーズ『どうしてこんな事に…』
ルイーズは憐れな馬の姿を見て、胸が締め付けられる想いに駆られた。
馬はゲオルグに手と足を拘束され、さらには目隠しと、口には布を噛ませる猿ぐつわまでされている。
ルイーズ『婚約者に対する扱いにしては酷過ぎるわ…』
まるで凶悪な囚人を監禁するかのような仕打ちに、ルイーズは酷く心を痛めている。
しかし、ゲオルグにはここまでする理由があった。
昨晩の騒動の後、先に馬がこの部屋に入り、その後から彼が来たのだが、
馬「………ナギさん………ナギさん…………ナギ…さん………」
そこで目撃したのは、掠れる声でナギを求め、窓を素手で打ち破ろうとする少女の姿だった。
馬が通された部屋は特殊な作りの部屋だった。
彼女は散々部屋の家具で窓ガラスを割ろうとしたのだが、強化ガラス故に割れず、半ばヤケ気味に素手を使って叩き付けていた。
そしてその手が血にまみれても、決して止めようとはしなかった。
すぐにゲオルグが止めさせ、再びナギの死を理解させようと話し合った結果、彼女の顔はさらに絶望の色に染まり、反射的に舌を噛んで自害しようとまでした。
ゲオルグが慌てて指を挿し入れて阻止したものの、そこからは噛ませ布を彼女に噛ませるしか策はなかった。
また、布を噛ませる過程であまりにも馬が暴れたため、やむを得ず彼女の手足も拘束するはめになった。
馬「……………」
手足の自由を奪われ、言葉を発する自由も奪われた馬は、大きな瞳からポロポロと涙を溢し続けるだけだった。
一向に眠る気配のない馬を見兼ねたゲオルグは、強制的に寝かせるため、アイマスクの意味を込めて目隠しを施したのだった。
馬は夢を見ていた。
ソウシ「馬ちゃんは遠投が苦手なんだよね?」
馬「はい!
誰かが溺れてたら浮き輪を投げるより、自分で直接助けに行った方が早いくらいには投げれません!」
ソウシ「それは命に関わる問題だ。」
この光景は…ソウシさんが投石ヒモをくれた時…かな?
ソウシ「このヒモ…というよりかは縄だね、縄。」
馬「お、シンさんお得意の(笑)」
ソウシ「そうそう(笑)
多分シンがこれを見たら船長辺りを縛りたくなるんじゃないかな?」
馬「それで、ピッタリこの布地部分が股間に来るように縛ってくれるんですよね(笑)?」
ソウシ「フフッ、シンは天才縄師だからそれくらい当然だろう(笑)」
ソウシさんと話してるといつも本題から脱線しちゃうんだよな……
ソウシ「とにかく、これをこう……振り回して上手な角度で石を飛ばすと、かなり遠くまで飛んでいくんだ。
馬ちゃんの秘密兵器に加えよう!」
馬「ソウシさん、いえ、ソウシ先生……いつも私のためにありがとうございます。」
ソウシ「可愛い弟子のためだからね、気にしないで♪」
ソウシさんは優しく微笑んでいた。
この後、ハヤテさんとトワくんの3人で投石の練習をしたんだっけ……
それで、たまたま通り掛かったシンさんが、
シン「お前らは原始人か。」
と、酷いことを言いながら去っていったんだよね。
なんだかとっても懐かしく感じるな……