モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~(その5)
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……………………………
見事、ナギを奪還出来た一行は、シリウス号まで無事に戻る事にも成功した。
万が一のことを考えて、帝国軍の追撃を危惧したリュウガはそのままシリウス号の出航をシンに命じたのだった。
シリウス号の医務室にて…
ナギ「……馬は?」
ソウシ「………うん、」
ナギの手当てをしていたソウシだったが、その質問には顔を曇らせずにはいられなかった。
ナギ「アイツも忘れずに連れて来てますよね?」
シリウス号はモルドー帝国から既に出航してしまっているが、有能なメンバー達は馬も連れ出してくれているはずだと、ナギは信じていた。
しかし、返ってきた言葉は……
ソウシ「ごめん、君の事で手一杯で馬ちゃんの事までは情報が掴めて無くて……今朝街で号外が配られたんだけど、これ。」
ソウシから渡された号外新聞の見出しを見たナギは瞠目した。
ナギ「………は?」
そして、あまりにも唐突過ぎる話に、一瞬にして身体中の血が冷え渡った。
ソウシ「馬ちゃん、帝国軍の有名人と結婚するみたい。」
ナギ「………………」
何とかナギの脳が現状を理解した時、
ガタッ!
ソウシ「ちょっとナギ!まだ治療が終わってないだろう、何処に行く気!?」
ナギ「馬を連れ戻しに行きます。」
治療の途中だというのに立ち上がり、部屋から出ていこうとした。
ソウシ「連れ戻すって言ったって既に船は出てる。
泳げない君がどうやってモルドーまで戻るんだ?」
ソウシが尤もな質問をぶつけてきた。
ナギ「……溺れてでも行きます。」
すっかり冷静さが抜け落ちてしまっているナギは、自分が無茶な事を言っているにも関わらず、それでもソウシに抗って出ていこうとする。
ソウシ「ちょっとナギ!!」
その時、
「話は聞かせてもらったぜ!!」
例のあの人が適役な台詞を言いながら医務室に入ってきた。
……………………………
馬の採寸補助のために同席していたルイーズはドレス製作にも詳しいようで、てんで興味と知識のない馬に代わって店員とドレスの打ち合わせまでしてくれた。
ルイーズ「馬様の身長に合わせて思いきって裾を裁断しちゃいますか?」
「そうですね……裁断跡が目立たないように宝石細工と刺繍を施すのも良いかもしれませんね。
全くのゼロから作るのでは無くて、それぐらいならばうちの店の従業員だけでなんとかなりそうです。」
馬「私は洋裁の事はよくわからないんですが、雑巾なら縫えますよ!
それと同じ感じで良いなら自分で縫いますよ~。」
ルイーズ・店員「絶対におやめください!!」
馬「は、はい……」
ルイーズ「ふぅ…こんな感じです!」
ルイーズの手を借り、試着ドレスの着付けが終わった。
馬「うーん、何度見ても面白…ゴホン、…芸術的な着せ方ですね。」
やはり集中し過ぎて変に気合いの入ったルイーズの着付け方法は観ていて相当面白く、馬は楽しく試着に臨むことが出来たようだ。
ルイーズはドレス姿の馬を見て、
ルイーズ「あーー////、馬様、とっっても美しいですわ! 」
と、大変盛り上がっていた。
ルイーズ「折角ですから本番さながらのフルメイク、ヘアアレンジもしてしまいましょう!」
馬「え゙!」
ルイーズは隠し持っていた専用化粧箱を取り出した。
彼女は着付けの他にもメイクに関しても詳しかったのだ。
「そうですね、式まで時間がありませんので今日の内にメイクと髪型も決めてしまった方が良いですね。
こちらの机と椅子をお使いください。」
馬『け、結婚式の準備って決める事が多いんだなー…』