モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~(その4)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「あ、あの…えっと…」
馬はカタカタと震えたままだ。
今朝あったような事をまたされるのかという恐怖と、ナギ以外の人間に触れられたくないという嫌悪感が同時に押し寄せて来て、パニックに陥っていた。
ゲオルグ「……………」
馬の様子を見る限り、性的な事にトラウマを抱えているように見えた。
そんな彼女に、紳士のプライドのあるゲオルグはこれ以上触れる事は出来なかった。
何よりも無理強いをして彼女に嫌われてしまう事だけは避けたい。
ゲオルグ「すまない、貴女を怖がらせてしまった。」
馬「……?」
当初の堅実そうなゲオルグの声音に戻った事に気付いた馬は、ゆっくりと身体を起こした。
ゲオルグ「その、今の服を着ている姿が、あまりにも…だな、……あぁ、自分はどうかしているな。」
ゲオルグが言葉に詰まる様子は非常に珍しい事だと、本人ですら自覚している。
馬「……………」
馬はゲオルグの顔をジッと見つめている。
ゲオルグ「……いきなりすまなかった。
今日はもう触れたりはしないから安心してほしい。」
馬「は、はい…」
申し訳無さそうにするゲオルグを見て、馬の緊張感で張りつめていた心は穏やかになった。
しかし、どうしてゲオルグが急に冷静になったのか、馬には全く理由がわからなかった。
馬『た、助かった…』
理由がわからない内に自身の貞操は守られた……馬は胸を撫で下ろし、急いで床に作った簡易寝床に寝転がろうとした。
ゲオルグ「馬嬢、」
馬「ひゃっっ!」
気を抜いたのも束の間、再びゲオルグに呼び止められ、馬の身体はビクッと跳ねた。
ゲオルグ「今言ったように、絶対に触れたりしないと誓うから、自分と同じベッドで寝てくれないか?」
馬「え゙!!」
ゲオルグ「貴女を床で寝かせるなんて、男としてのプライドが許さない。」
馬「…………」
彼の言葉に、初対面のナギから言われた言葉を思い出した。
女を床に寝かせる趣味は無い……そう言い放ったナギの顔が脳裏を過り、馬は切ないような、寂しいような、不安定な感情が芽生えてしまう。
馬「…………」
ゲオルグ「嫌だろうか?ならば自分が別室で、」
馬はハッとした。
部屋主を追いやるなんてあってはならない事だ。
馬「い、いえ……じゃあ端っこの方で寝かせてもらいますね。」
手を出さないと約束してくれているし、同じベッドで眠るくらいなら嫌悪感も起こらないだろう。
馬『ゲオルグさんと結婚するって決めたんだし、少しずつ慣れていかないと…』