モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~(その2)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ナギ「それと……あのおっさんを主人だなんて呼ぶな、腹が立つ。」
馬「ふ、ふぁい…」
馬はふがふがと、ナギの衣服に顔を押し付けられた状態で返事をした。
やはり、彼のシャツからは良い香りがする。
少しして、ナギの手が緩み、
馬『ぷはー、酸素酸素…』
と、馬が息を吐くために顔を上げると、
馬「……っ!」
今度は唇を塞がれてしまった。
馬「…ハッ、……ンク………」
それはただの口付けに留まらず、奪われた唇の中にナギの舌が侵入し……とにかく、馬はされるがままになっていた。
彼の舌から逃れようと、馬が舌を離そうとするとすぐに絡め取られてしまう。
昨日まで口付けの経験すらなかった乙女からすればかなりハードな口付けをされている。
馬「……ンッ………んん……」
一時は完全にナギのペースだったのだが、
馬「……んー!!」
馬は次第に涙目になっていき、ついにはナギの身体を強く押し退けてしまった。
馬「…ハァッ…ハァ……」
深い口付けは朝の出来事を思い出させた。
泣いて嫌がっても止めてもらえず、力でねじ伏せられて、あらぬ格好で脚を開かされ……
馬「…………」
走馬灯の如く恐怖の感情が甦り、朝の続きのように涙ぐんだ。
しかし、
馬「あ、…あれ…?
おかしいな~、目にゴミが入っちゃったかな~!」
馬は涙を堪え、その場を取り繕うという選択肢を選んだ。
雰囲気を悪くするよりも自分の感情を犠牲にした方が良い、彼女はそう判断したのだ。
それでも馬の心の中では、
馬『ナギさんに好きって言ってもらえて、キッスもしてもらえたのに……どうしよう、ナギさんが怖くて仕方ない…』
と、戸惑ってもいた。
一方、ナギの方はと言うと、
ナギ『……しまった、がっつき過ぎた…』
馬の躊躇いを感じ取り、1人反省していた。
いくら自分の告白を好意的に受け取ってくれたからとは言え、馬は今朝の出来事に傷付いているのだ。
ちゃんとした話し合いもしない内に行為ばかり求めてしまう自分が情けない。
ナギ「……馬、」
ナギは再度馬に謝罪しようと声を掛けたが、
馬「ナギさん、ストップ!」
馬はそれを止めた。
涙の波は去ったのか、開き直ったようにも感じられる今の彼女の口調はしっかりとしている。
馬「とにかく、脱出しましょう!
そうしましょう!!」
ナギ「………あぁ。」
気合いの入った馬に圧されるようにして、ナギは頷いた。
馬「そしてお手を拝借!!」
馬は勢い良くナギの手を掴んだ。
馬「よし、これではぐれる心配はナッシングです!!」
そして、適当に建て前を上げてから、自分の指とナギの指を絡み合わせてみる。
ギュッと馬が力を込めて握ると、彼の方からも握り返してくれた。
これら一連の動作は確認作業でもあった。
馬『うん、ナギさんの手は怖くない。』
ナギとの手繋ぎに恐怖を感じなかったので、自分が彼を本心から嫌いになったわけではないとわかり、馬は胸を撫で下ろした。
ナギ「……………」
ナギは馬のやりたいようにさせている。 自分から歩み寄ろうとしてくれている彼女の健気さには頭が下がる。
改めて繋いでくれた彼女の手をしっかりと握り締めた。
馬「それでは、レッツ脱出!!」
今度は馬がナギを引っ張るようにして、2人は再び逃走劇を開始した。