モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
……………………………
「おい!ちょ、……ちょっと待ったぁー!!」
ナギ「……?」
不意に背後から叫ばれた。
声の主は、走っているナギと同じくして走って追い掛けて来たらしく、若干息が上がっている。
そこまでして呼び止めてくれたのだからナギも足を止めないわけにはいかなかった。
ナギが振り向いてその人物を確認すると、
ナギ「船長!」
普段のマント姿よりもラフな格好をしているリュウガが立っていた。
軽装をしているリュウガは、彼からモルドー帝国民だという説明をされると素直に頷けてしまうくらい街並みに溶け込んでいる。
リュウガ「ゼェ…普段は海の上にいるナイスミドルな俺を……こんなに走らせるなよ。
それにしてもお前は足が速いんだな(笑)
流石、我が船の狙撃手だ!」
ナギ「……………」
リュウガはまだ中年という年ではないだろう。
それに、足の速さは狙撃手とは関係のない能力だろう……ナギはリュウガの言葉に色々と指摘したくなったが、長いのでこのまま胸に留めておく事にした。
ナギは馬の身に起こったであろう出来事をリュウガに説明した。
リュウガ「事情はわかったが、お前はこのまま走って追い掛けるつもりだったのか?」
ナギ「はい。」
即答したナギの様子に呆れながらも、リュウガはさらに質問を続ける。
リュウガ「はい、ってお前なぁ……その貴族の住処は勿論知ってるんだろうな?」
ナギ「……知りません。」
リュウガ「げっ!!
場所も知らないでどうやって探すつもりだったんだ!?」
ナギ「……派手な馬車が停まってるデカイ家を片っ端から当たってみるつもりです。」
リュウガ「……!?」
リュウガはナギの『草の根を掻き分けて』系の捜索方法を聞き、思わず絶句した。
リュウガ「お前は普段冷静なのにこういう時は突っ走るんだな。」
失礼な物言いをリュウガにされて、ナギは少し苛立ってしまう。
ナギ「……もう行きます。」
リュウガと立ち話をしている暇があったらその分も早く馬車を追い掛けたい。
この間にも馬の危機が迫っているのかもしれないと考えているナギは、いてもたってもいられなかった。
リュウガ「あー、ちょっと待て。」
再び走り出そうとしたナギの腰の鎖をリュウガは咄嗟に掴んだ。
ナギ「……!!」
腕力のあるリュウガにガッシリと鎖を引かれ、ナギの身体は前のめりになってしまった。
……………………………
ガタゴトガタゴトガタゴト……
馬「もう!案の定手を出そうとするんだから!
全く困ったご主人様だわ!!」
馬はプリプリと怒りながら少しだけ乱れた衣服を綺麗に正している。
そんな彼女の足元には、
スタンレー「グォー……グォー……にゃむにゃむ…」
心地良さそうに眠りこけるスタンレーが転がっていた。
馬『はぁ…何とかこの場はしのげたけど、館に着いてからはどうしよう。
やっぱり妖艶な未亡人の下で働きたかったな。』
馬の手には麻酔針が飛び出た例の結婚指輪が収められていた。
馬車の中で早速馬を手籠めにしようとしたスタンレーの素肌にプスッと刺したのだ。
以前、舞踏会でこの麻酔針を初めて使用し、ランバート邸の主人を眠らせた事件があった。
その事を馬は嬉々としてシリウスメンバー達に報告したのだが、
(否定派の意見)
ナギ「……そもそも、それを使うような状況になるのがおかしい。
もっと慎重に行動しろ。」
シン「そんなものに頼るとは、お前の話術はまだまだだな。」
(肯定派の意見)
ハヤテ「え、スゲーじゃんそれ!!
俺は剣士だからそんな小道具は不要だけど、女にピッタリな武器なんじゃねぇの?」
トワ「とにかく無事で良かったです。
その指輪のおかげですね!」
(超肯定派の意見)
リュウガ「ぶゎっっはっっはっっ(笑)
何だよそれ!?指輪にそんな細工仕込めんのかよ!?
面白過ぎるから俺にくれねぇか?」
ソウシ「え!効果あった(笑)!?
わ、笑ってない…よ、笑ってないから…(笑)
よし、麻酔薬塗り直してあげるからこれからもじゃんじゃん刺していこう(笑)
わ、笑ってないよ、プフッ(笑)」
このように麻酔針についての意見は賛否両論に別れていた。
馬『あの時のソウシさん、明らかに面白がってたけど、結果的にまた使う事になっちゃって何か悔しいな。
あー、それにしてもすっごく眠い……私も館に着くまで寝とこう。』
襲われる心配の無くなった馬は馬車の背もたれにもたれ掛かるとそのまま目を閉じた。
そして数分もしない内に、
馬「……キカー……」
スタンレー「グォーにゃむ……グォーにゃむ…」
馬車内は独特な寝息の音に包まれていた。
ガタゴトガタゴトガタゴト……
馬達が眠っている間に、馬車は確実にスタンレーの屋敷まで向かっていた。
スタンレーの屋敷……そこで起きる事件は馬にとってかなりショッキングなものとなるのだが、今の彼女にはまだ知る由も無かった。
馬「……クキー……」
(その2に続く、あとがきへ)
【あとがき】
本家ストーリーでは、貴族のおじさんに連れていかれたヒロインを助けるためにナギさんが単身乗り込む……という流れだったと思います。
ヒロインにGPS機能付いてたのかな…と、少しだけ気になってました。
そして、貴族のおじさん、彼の顔は覚えているのですが、名前までは覚えておりません!
なので適当に付けました。
毎度毎度適当ですみません、全国のスタンレーさんすみませんm(_ _)m
私の脳内で、初期シナリオと本家シナリオがごっちゃになっているのですが、話の流れ的におかしく無い方を選ぶか、mixするかして馬小説を作っております。
なので、読者様が「原作と違う!!」と思われても華麗に流していただけると助かります!
それでは、また明日その2を上げますね(^o^)
馬ときどき魔王管理人より(※と、当時の管理人が申しておりました!)。