モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その7)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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……………………………
私は10歳になりました。
馬「つ、疲れた~!」
タケル「あぁ、でも今日は沢山獲れたな!」
馬「雛婆ちゃんビックリするかな?」
タケル「ビックリし過ぎて死ぬかもな!」
馬「こら、タケルくん!
婆ちゃんヨボヨボなんだから死んじゃうネタは洒落にならないよ!」
あの時、頼るあてもなく海まで行った私達は、運良く近くの村に住むお婆さんに匿ってもらえました。
雛「子どもは宝だからいくらでも歓迎する (※かなりの訛りがあるが、読みやすいように標準語で表記している)。」
このお婆さんは、実は村長さんの次に権力のある人でした。
私達は雛婆ちゃんと呼んでました。
雛「箸の持ち方がなってない!」
雛「女は男を立てるもの、かといってタケル、お前は弟なんだから姉に偉そうにするな、年上を敬え。」
雛「働かざる者食うべからず、ほら海に潜ってこい!」
雛「名前くらい書けるようになれ。」
雛婆ちゃんはとても厳しかったけど、私達がお母さんから教えてもらえなかった常識や作法をたくさん教えてくれました。
タケル「婆ちゃん、今日は鯛を獲れたぞ。」
雛「……そうか。」
馬「婆ちゃん、私は牡蠣!」
雛「……そうか。」
婆ちゃんは口数は少ないけど、私とタケルくんの事を厄介者扱いせずに愛情を持って接してくれていました。
毎日が充実していた漁村生活が一変したのは11歳か12歳の時でした。
いつものようにタケルくんとペアを組んで素潜りをしていると……
馬「………!?」
水中に誰かがいました。
それは、同じ海女業をしている先輩達の姿ではなく、 水面に揺れる長くて黒い髪、顔はその髪で見えなかったけど、服装からして海女ではなくて……
馬『巫女さんの死体?………あ!』
私は村の言い伝えとして聞いていた『トモカヅキ』の存在を思い出しました。
目の前にいるモノの正体がわかってから、私の心臓は急にドクドクと高鳴りだして…
馬『ど、どうしよう…』
今まで感じたことのないプレッシャーに、身体が強張るのがわかりました。
その時、
「………………」
馬『ヤバい、目が合った!!』
ここから先の記憶は曖昧で………
ナギ「……い!」
…あれ?
ナギ「おい、馬!!」
この声は…
ナギ「起きろ馬!!」
馬「へい、ただいまっっ!!」
ナギに揺さぶられ、馬は慌てて飛び起きた。
馬「えーと、おはようござ、」
ナギ「説明しろ。」
馬「へ?」
ナギ「どういう事か説明しろ!!」
馬「ヒェッ!?」
ナギには何度も怒鳴られてきた馬だが、今の彼はこれまでの比ではないくらい激怒しているようだ。
馬「あ、あの、私が何かしましたか…?」
ナギ「お前、ハヤテの部屋に移ったんだろ?
なのに何でここで寝てるんだ?」
ナギはかなり鋭い目付きをしながら馬に詰問する。
馬「本当だ、何でいるんでしょう?
夜な夜なナギさんを求めて来ちゃったんですかね。」
ナギ「………戻ってくるのは別に構わねぇ。」
馬『おいおい、ナギさん、恋人がいるのに「構わない」は無いでしょう。』
口には出せないが、馬はそんなツッコミを心の中で入れている。
ナギ「それより、何で服着てねぇんだよ。」
馬「………え。」
服を着てない…?
馬は慌てて自分の身体を確認してみると、まごうことなき全裸だった。
馬「え!?何故に私はスッポンポン!?」
これには馬自身も驚かずにはいられなかった。
(その8に続く、あとがきへ)
【あとがき】
次回はいよいよすれ違いの最高潮になります。
自分の行動は棚に上げて、浮気されたと勘違いするナギさんと全く記憶にございませんな主人公のすれ違い……
話の流れでその8は短めに終わるかもしれません。
またじわじわと更新していくのでお待ちくださいませm(_ _)m
馬ときどき魔王 管理人より(※と、当時の管理人が申しておりました!)。