モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その7)
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ソウシ「何?シン、立ち上がってどうする気?」
シン「どうもこうも、船内で盗撮騒動を起こされるわけにはいきませんから。」
ソウシの犯罪スレスレ発言を聞いたシンは、ナギに代わって彼を阻止すべく、椅子から立ち上がった。
被害者の馬に対して恋愛感情がある無しに関わらず、不埒な行為をしようとする船員を止めるのも航海士の役目である(多分)。
ソウシ「フフ、この前の続きというわけだ。」
シン「この前は取り逃がしましたが、今夜はそうはいかないですよ?」
シンは小型銃と共に常に携帯している荒縄を取り出した。
ソウシ「縄は私には効かないってこの前わかっただろう?」
シン「今日はコレもあります。」
ヒュンッ!
と、風を切る音を立てながら、シンは腰から乗馬用の鞭を取り出した。
ソウシ「……女王様スタイルか、面白いね。」
シン「縛り上げてヒィヒィ言わせてみせますよ。」
ナギの部屋で、男達のガチンコファイトバトルが始まってしまった。
だが、
ソウシ「ちょっとストップ!!」
開始早々にソウシが待ったをかけた。
シン「何ですか?」
ソウシ「やっぱりここじゃあ狭すぎるよ。」
シン「それなら場所を変えましょう。」
いつの間にかバトルの趣旨が『馬の撮影を巡る攻防戦』から『武術(鞭技)の手合わせ』に変わっていた。
ソウシ「馬ちゃんを起こさないように静かに出るんだ。」
シン「ドクターこそ。」
………パタンッ、
静かに扉を閉めてから場所を移動する紳士な2人だった。
……………………………
タケルくんと2人で外に出て、何とか丘の上の公園まで逃げてきました。
馬「う、うぇ…っっ、」
走ったせいで荒くなった息が整った頃、私はさっきのお姉ちゃんの姿を思い出し、気分が悪くなりました。
昔見たお姉ちゃんとオトーサンを思い出しちゃったからです。
馬「カハッ…」
タケル「大丈夫か?」
吐く私を、タケルくんが気遣ってくれます。
馬「ごめん、もう大丈夫。」
吐き気が治まった時には辺りは真っ暗になってました。
馬「タケルくん、これからどうしよう…」
タケル「姉ちゃん、2度と家に来るなって、言ってただろ?
アイツら、馬の事も探してたみたいだし、絶対に帰っちゃダメだ。」
馬「わ、わかった…」
タケル「でも何処行く?おばちゃんとこか?」
馬「ダメだよ、おばちゃんに迷惑がかかっちゃう。
この前もお母さんが怒鳴り込んだらしいし、さっきの人達も来るかもしれない…」
タケル「そっか…」
馬「あ、あのね…」
私は公園のユーレイの木まで駆けよりました。
タケル「お、おい、その木に近付くと呪われるんだぞ!」
昔、ユーレイの木に沢山の人形が釘で打ち付けられてたらしくて、皆が怖がって近付きません。
でも、私も家ではユーレイみたいなものだったから、私はその木はちっとも怖くなかったです。
馬「よいしょ…」
ユーレイの木の幹の大岩を退けると、そこには私の秘密のお金があります。
これは姉ちゃんが家に戻ってくる度に、
撫子「これで何か買ってきな、ババァには絶対言うなよ。」
と、渡してくれていたお小遣いです。
でも私はあんまりお腹が空かないし、ヤマモモとかを食べてたからそのお金はたくさん貯まっていきました。
馬「タケルくん、これを馬車代にして海まで逃げよう。」
タケル「海か……良いな!!」
こうして私達は海に行くことにしました。