モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その6)
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私は6歳になりました。
ウナギのおにいちゃんに連れていってもらえなかったのは残念だけど、 おにいちゃんは船乗りって言ってたから、大きくなったら海に行きたいです。
家の中の私は透明人間だけど、うなぎのおにいちゃんと船の女の人の子どもになって、色んなところに行ってみたいです。
ジョキッ、ジョキッ……
馬「ねぇ、なんで髪切るの?」
タケル「なんでー?」
撫子「ちょっと黙っとけ。」
馬「……………」
ジョキッ、ジョキ!
撫子「よし。」
タケル「馬の毛、おれと一緒!」
撫子「こうしとけばアイツも手出さねーだろ。」
馬「…………」
おねえちゃんの言う『アイツ』って多分オトーサンの事だと思います。
おねえちゃんがあまり家に帰らなくなってから、オトーサンはイライラして私を怒鳴ったり、逆に凄く優しくなって体をさわってくるようになりました。
それをおねえちゃんに言ったら、こうして髪を短く切ってくれました。
鏡に映る私は男の子みたいです。
馬「私もおねえちゃんと一緒のとこに行きたい……」
おねえちゃんは夕方にはまた何処かに行くんだけど、私は思い切って頼んでみました。
するとおねえちゃんは困った顔をして、
撫子「連れてってやりたいけど、彼氏ん家だから無理なんだ……またすぐ帰ってくるからさ。」
と、言いました。
馬「うん、わかった…」
タケル「えぇー、ねえちゃんもういくのかよー!」
撫子「タケル、また母さんが馬に意地悪してたらお前が助けてやれよ、お前は男だからな?」
タケル「うん!この前おれのおやつ馬にあげたー!」
撫子「へぇ、優しいじゃん。」
馬「美味しかったよ、ありがとう。」
タケル「へへっ!」
おねえちゃんと私とタケルくんで話すのは楽しくて大好きです。
タケル「馬ー、おなかすいたな。」
馬「今日は姉ちゃんが帰る日じゃないし、おばちゃんとこ行こうか。」
タケル「いく!たまご食べたい!」
私とタケルくんだけで夜もお留守番が出来るようになった頃から、タケルくんのお世話は全部私がするようになりました。
私とタケルくんは2歳しか変わらなくて体も同じくらいの大きさだけど、やっぱり私の方がお姉ちゃんだし、撫子姉ちゃんがしてくれたのを思い出して頑張ってお世話してました。
また、タケルくんが無視されてる私を庇ってくれるようになった頃から、お母さんは私とタケルくんを置いて何日も出かけるようになりました。
オトーサンもその頃には家にいない日の方が多かったです。
家にいても、
「ちょっとアンタ仕事は!?」
「うるせぇ、お前の方こそ毎晩飲み歩きやがって!!」
「仕事なんだし仕方がないでしょう!?」
と、お母さんとケンカばかりしてました。
私はまだ火を使えなくてご飯を作れないから撫子姉ちゃんか、
馬「おばちゃーん…」
「あら、またアンタ達!!ほら入って入って。」
公園の近くに住んでる親切なおばちゃんに助けてもらいます。
「ったく、アンタ達の母親は仕方ないねー。
まだ若いとは言ってもこんな小さい子ほったらかすなんて今に罰が当たるよ!!
さ、いつものたまご焼いたから食べなさい!
あと、おにぎりも!」
馬・タケル「ありがとー」
おばちゃんとは『血が繋がってない』けど、いつも優しくしてくれます。
おばちゃんが焼いてくれるたまご焼きは、ウナギのおにいちゃんと食べたたまご焼きと同じ味がしてとてもおいしいです。