モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その6)
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シャァァァァアア……(※シャワー音、決して勝俣氏の叫声ではない。)
シャワーを浴び終えた馬は、前髪を掻き上げながら鏡を眺めていた。
馬『えーと、瓶、瓶…と。』
馬は着替え一式を纏めた袋の中から小さな瓶を取り出した。
ガラス製の瓶の中には朱色の液体が入っており、馬は瓶の蓋を開けるとその液体を小指で掬い上げた。
そして、そのまま額へと指を運ぶ。
馬『あ、ちょいちょいーっと。』
馬は手際よく、ヤマト文字を崩したような文字を書いた。
馬「よし、出来た出来た♪」
自身の額に書き上げた文字を見て、馬は上手く書けたと納得している。
ナギの瞳に災いの兆候だと思える馬の姿が見えてからというもの、彼女はずっとこの儀式的な行動を続けている。
毎朝、ナギの瞳を覗き込んでは、この朱文字付きの馬が映らないかと確認していた(※映ったら災いが去った事になる)のだが、残念ながら今日に至るまで文字無しの彼女しか確認出来ていない。
こんなにも長い期間、危険因子が瞳に映り続ける事は馬の経験上初めてだったが、それでもめげずに朱文字を書く事は止めなかった。
ちなみに馬が書いている文字は、彼女が巫女時代によくお札に書いていた『厄除け』の言葉だった。
素人目には難読な見た目をしているが、『幸あれ!』『めでたい!』『感謝感激!』的な善良な意味の字が書かれているらしい。
馬『さっぱりしたし寝ますかねー。
夢だけでもハーレムでモテモテっていう状態を味わってみたいなぁ…』
そんな事を考えながら、馬はシャワールームを後にした。
……………………………
馬が部屋に戻ると、
ハヤテ「……………」
既にハヤテは小さな寝息を立てていた。
馬『おぉ!相変わらずイケメンな寝方!』
ナギもソウシもそうだったが、何故彼らはイビキをかかないのか……
馬『ましてや寝っ屁なんて絶対にしないんだろうなぁ…』
イケメンは不思議な生き物だ……そんな感想を抱きながら馬はハヤテの寝姿を眺めていた。
その時、
ハヤテ「ん………」
ハヤテがゴロリと寝返りを打った。
馬『あ!』
寝返りを打ったせいでハヤテのシャツが捲れ上がり、彼の腹部があらわになる。
馬『あらあらまぁまぁ……やっぱりハヤテさんはタケル君に似てるわー♪』
馬は幼少時の弟を思い出し、非常に微笑ましく感じながら、
馬『ハヤテさんが風邪を引かないように♪』
彼の剥き出しの腹部にそっと自身の胸当て(※洗濯予定の使用済み)を掛けてやった。
馬『あと、良い夢も見れるように…』
オマケにハヤテの顔のすぐ横に、サプライズで買っておいた生ハムを置いてやった。
ご丁寧に、生ハムは包みを開けて野晒しの状態にしてあるものだ。
ハヤテ「……う…?」
人の動く気配に気付いたハヤテが眉を顰めて覚醒しそうになったが、すぐさま馬が彼の耳元で、
馬「シャワー終わって戻ってきたので、もう寝ますね。
おやすみなさーい。」
と、小声で告げた。
ハヤテ「ん…そうか……おやすみ…」
ハヤテは殆ど眠っている状態にも関わらず、律儀にも馬に返事をしてから再び静かに眠りに就いた。
馬『…ふぅ、危うく起こしてしまうところだった!
さ、私も寝よーっと。』
ハヤテの就寝を見届けた馬は、モゾモゾとファラオの寝袋の中に入り込み、就寝の態勢に入った。
ハヤテ「……………」
馬の胸当てを腹に巻き、生ハムと添い寝するハヤテ。
そんな彼のすぐ横で、
馬「………キカー………キカー……」
小さく奇声を発する金ピカのファラオの寝袋が転がっているという、第3者が見ると非常にシュールな光景となっていた。