モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その5)
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トワ「それなら今夜のメニューに合いそうなのは赤ワインですね 、イディ島で買ったやつで良いですか?」
ナギ「……あぁ。
あと、干してたキノコ類も使うから持ってこい。」
馬『えーと、今日作る料理で要る野菜はニンジンとパプリカと……』
ナギとトワの会話を横で聞いていてメニューを知った馬は、早い段階から準備する野菜を思い浮かべていた。
トワ「じゃあ取りに行ってきますね。」
ナギ「……あぁ。」
ナギの短い返事を聞いてから、トワは再び厨房を後にした。
ナギ「……………」
再度馬に話を聞くべく、ナギが彼女の方へと向き直すと、
馬「ニンジンは櫛形切りで良いですね?」
調理補助に関しては要領の良い馬が、ナギの指示を受ける前から下拵えの準備に取り掛かっていた。
ナギ「………あぁ。」
馬「了解です!」
馬は気合いを入れて数多のニンジンの皮を剥く作業に入った。
ナギ「………………」
馬が真面目に夕食作りを始めたにも関わらず、自分だけ何もせずに話しかけるわけにはいかない。
ナギはとりあえず調理に使う予定の鍋類を取り出す事にした。
ガチャ、ガシャンッ……トントントントン……
鍋を取り出す音と野菜を切る音だけが厨房に響いている。
ナギ「馬、」
途中で作業を挟んだおかげで、ナギの機嫌は幾分か和らいでいた。
トントン、
馬「はい?」
馬は作業している手を止め、ナギの方を見上げた。
ナギ「……………」
半日ぶりに改めて馬の顔を見て、ナギは思う。
ソリアが綺麗な顔立ちをしているのに対し、馬は可愛いらしい顔立ちをしている。
全体的に年齢不詳な幼さを残しているが、何故だか艶めいた雰囲気も漂わせていて……ほんの一瞬の間だけだが、ナギは馬の魅力に惹き付けられてしまった。
馬「何でございましょう?」
ナギ「……あ、あぁ、部屋の荷物の事で、」
バンッ!!
ソウシ「ナギ!!あっついお茶を2杯、いや、5杯ぐらいくれないかな?」
またもやタイミング悪くソウシが乱入してきた。
少しして……
ナギ『……何だ?こいつらは俺の邪魔をしてるのか?』
ナギが早々に気付いてしまうくらい、ソウシ・トワ・ハヤテの失恋応援チームが何度も厨房に突撃していた。
ナギ「……部屋の荷物は何処に、」
バンッ!!
トワ「わ、ワインと食材を持ってきましたっ!!」
余程急いで戻って来たのか、トワの息は上がっている。
ナギ『速ぇな……』
トワ「僕も何か作りましょうか?」
ナギ「……いや、2人で足りてる。」
トワ「何でも良いので仕事をください!」
ナギ「……はぁ?」
今日に限ってやたらと仕事を求めるトワに、倉庫の在庫チェックと工具類の耐久度チェックを命じたのだが、出来るだけ厨房周りの仕事が良いと訴えられた。
結局、ナギはよくわからないまま彼に食器運びをさせることにした。
ジュゥゥゥ……
ナギは肉類を炒めていた。
ナギ「……馬、お前の荷、」
バンッ!!
ハヤテ「ナギ兄!!味見しようか?」
ナギ「……………」
ナギは鍋に煮込む予定の具材を投入していた。
ナギ「……馬、部屋の、」
バンッ!!
ソウシ「お茶がぬるくなったから温かいのをよろしく!」
ナギ「……………」
グツグツグツ……
鍋の具材を煮込んでいる最中だ。
ナギ「馬、」
バンッッ!!
ハヤテ「良い匂いがしてんなー、味見しようか?」
ナギ「……チッ!」
やはりコイツらは確実に邪魔をしている、ナギの考えが確信に変わった時、
トワ「これで全部ですね?さ、馬さんお疲れ様でした。
もう皆揃ってるので食堂に行きましょう!」
馬「はいはーい。」
調理補助の役目を果たした馬はトワに連れられて、普段と変わらずに食堂へと足を運ぶ。
ナギ「…………」
ナギの聞きたい事は全く聞けずに夕食を迎える事になってしまった。
モヤモヤを抱えながら、ナギも厨房を後にした。
(その6へ続く、あとがきへ)
【あとがき】
個人的に、失恋を引きずって周りに迷惑をかける系のヒロインは好きではないので、失恋しても開き直る系の主人公を目指してます。
前向きって大事です!
そして、その6はパス付きの展開になるかならないか微妙なところでございます。
またゆっくりと更新していきますので、少々お待ちくださいませm(_ _)m
馬ときどき魔王 管理人より(※と、当時の管理人が申しておりました!)。