モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その5)
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馬「皆々様、大変お騒がせ致しました。」
通常運転に戻った馬は、その場にいたメンバー達に向かって深々と頭を下げた。
ソウシ「そんな畏まらなくても良いのに……大丈夫?」
馬「はい、今は心よりも頬の方が痛、」
ハヤテ「良かったなー、馬!!
俺、お前が死んだのかと思ってちょっと焦ったんだぞ!!」
馬の肩をバンバンと叩きながらハヤテは爽やかに笑う。
馬『い、いてて…ば、バイオレンスハヤテさん…』
ハヤテ「いや〜、良かった良かった!」
当然、彼に悪意は無い。
ソウシ「それにしてもナギもなかなか酷な事をするね。」
トワ「馬さんの気持ちを知ってるのに新しく出来た恋人を連れて来るなんて……しかもそれがソリアさんですもんね。」
トワも、馬がナギに猛プロポーズをしている光景を何度も目撃している。
連日連夜の彼女の求婚劇に、馬がナギを好いているという事実はシリウスメンバー全員の周知の事実となっていた。
ハヤテ「さっき、部屋まで来いとか言われてただろ?
ナギ兄と恋人と馬の3人で部屋に行くってどういう状況だよ……」
ソウシ「それは私も思った(笑)
ハヤテが頑張って止めてたけど、あれは本当にファインプレーだった。」
その場にいる全員がナギの仕打ちを思い返して難しい表情をしている中、ソウシだけはいつもの微笑みを絶やさずにいる。
トワ「ナギさん、根は優しくて凄く女性にモテるけど、どういうわけか馬さんに関しては鈍感ですよね。」
最年少のトワ(17)がナギ(25)について思ったままを述べている。
ソウシ「うんうん、もっと素直になれば良いのにって思うよ。」
ソウシは1人だけナギから馬に対する気持ちを聞いている。
それ故にこの言葉に繋がるのだが、
馬「うぅ…ナギさんが素直になったらこの船が女の人だらけになっちゃいません?」
馬はナギの女性関係についてかなり不信に捉えているため、この発言になっている。
ハヤテ「えっっ!ナギ兄ってそんなに盛んなのかよ!?」
馬「いえ、ナギさんは不屈の理性で抑えてますけど、それが無かったら何処までも貪欲にハーレムを作ってそうです。」
ハヤテ「船長ならあり得そうだけど……ナギ兄だったら意外でカッコ良く感じるな。
流石ナギ兄だぜ……!!」
ナギをすこぶる尊敬しているハヤテはゴクリと生唾を飲み込んだ。
トワ「ナギさんの無茶ブリを見掛けたらフォロー入れますからね。」
ハヤテ「俺も!!」
ソウシ「うん、私も助けるよ。
だから馬ちゃんはいつも通りに過ごせば良いよ。」
馬「み、皆さん…ありがとうございます!」
優しいメンバー達の気遣いに馬の目頭が熱くなる。
皆の励ましに応えるべく、馬もガッツポーズをしながら前向きな言葉を述べた。
馬「私も開き直っちゃいますよ!
それはもう付き合いたてのカップルを煽るくらいの勢いで接しますとも!」
ソウシ「うん、期待してるよ♪」
ハヤテ「頑張れよ、馬!」
トワ「馬さん、その意気です!」
馬の辛い失恋を経て、何故だかこの場にいる4人の結束力が高まった。
しかし、この時の4人は誤解していた、ナギとソリアは初めから付き合ってなどいないのに……
……………………………
夕飯前の厨房にて……
馬「あ、ナギさん!
ソリアさんも夕飯食べていきますよね?」
ナギ「……………」
馬の方から思いきって話し掛けたものの、ナギは明らかに機嫌が悪かった。
馬『うげっ、いきなり不機嫌モード!!』
しかし、屍から復活を遂げた馬はめげなかった。
グッと圧倒されそうになるのを堪え、逆にどんどん話し掛けてみようと試みる。
馬「ご、豪華な食事にしましょうか!
赤飯でも炊きますか?
何なら七面鳥の丸焼きとか!あ、でもピヨ美の丸焼きは絶対駄目ですよ!!」
ナギ「………………」
鼻息荒く勢いに任せて話す馬だが、ナギは眉を顰めるだけで返事をする事は無かった。
やはり彼は機嫌が悪いようだ。
馬「え、エヘヘ…」
2度目の気まずい沈黙には堪え切れず、馬は呆気なく撃沈した。
こうなったら愛想笑いで場を誤魔化すしかない。
ナギ「……おい、」
ここでやっとナギが口を開いた。
しかし、彼の声は通常よりも冷たく低いものだった。
馬「な、何ですか?メニューが決まらないとか?」
ナギ「………お前、部屋の荷物、」
バンッッ!!
トワ「ナギさん!ワインについて聞きたいんですけどっっ!!」
まるで見計らったかのようなタイミングでトワが厨房に入ってきた。