モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その5)
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馬「グスッ…、ハヤテさん、ピンクの腰巻き貸してください。」
ハヤテ「あ?」
馬「それで…グスッ…は、鼻を拭かせてください。」
馬は過去にハヤテのピンクの腰巻きで鼻を拭った事がある。
その時の肌触りが何とも滑らかで鼻に優しく、癖になってしまった。
ハヤテ「アホ、誰が貸すか!」
馬「グスッ……そ、そうですか……う、うわぁ、」
ハヤテ「わー!やめろ! 貸すからおっさん泣きはやめろ!!」
再び咽び泣こうとする馬を止めるため、ハヤテは慌てて腰巻きを差し出した。
馬「あ、ありがとうございます…ズビズビ。」
ナギのバンダナに次いでこのハヤテの腰巻きも使い勝手が非常に良い、そんな感想を抱く馬だった(※因みに、トワの赤いスカーフも狙っている)。
馬「ハヤテさん。」
やっと気持ちが落ち着いてきた馬が、ハヤテに声を掛ける。
ハヤテ「ちゃんとそれ、洗濯して返せよ。」
馬「はい、勿論……いやぁ、取り乱しちゃってすみません。」
目元を赤く腫らしながらも、馬はハヤテに笑顔を向けた。
ハヤテ「まぁ、長い人生色々あるからな!
気にすんなよ。」
馬「ハヤテさんって意外と優しい…」
ハヤテ「バッ…//// 剣士たるもの、女と子どもに優しいのは当然だ!!」
馬「ぶふっっ(笑)、やっぱりハヤテさんはタケル君に似てます。」
ハヤテ「あ?タケル?」
馬「私の弟で、年が近くてずっと一緒だったんです。」
ハヤテ「あぁ、前に船長が言ってた馬の弟か……姉がこんなのでさぞかし苦労したんだろーな。」
ハヤテは悪態をつこうとしたわけではなく、ナチュラルに思ったままの感想を告げた。
馬「ぶふっ(笑)、そうやって裏表が無いところもソックリです♪」
ハヤテ「ふぅん、そうか。」
ハヤテは会った事もない馬の弟の話にはあまり興味がわかなかったが、その話題のおかげで彼女に笑顔が戻った事は素直に嬉しかった。
ハヤテ「そろそろ戻るか。」
馬「ラジャー!」
極上ハムを買うという目的を果たした後の2人は特に用も無いので早々に帰路に着いた。
シリウス号への帰り道……
馬「前からハヤテさんと話すのは楽しいなーって思ってたんですが、弟と話してる感覚と同じってわかりました!」
ハヤテ「そうか、それは良かったなー。」
ハヤテは適当に相槌を打っている。
今は話半分であまり真面目には聞いていない。
だが、
馬「ウフフ、ハヤテさーん♪
シリウス号に戻ったら私と一緒にお風呂入りましょうか!」
ハヤテ「ぶふぉっっっ!!!!」
馬のとんでも発言を受けて、ハヤテは盛大に吹き出してしまった。
馬「ぶはっっ(笑)、本当、タケル君と反応が同じ(笑)
タケル君も下の毛が生えてからは今のハヤテさんと同じ反応をするようになったんですよ(笑)」
ハヤテ「ば、バカ野郎!からかうなよ!
マジでお前みたいなんが姉とか、弟がスッゲー気の毒だわ…」
ゲラゲラと笑う馬を見て、会った事もないタケルとやらに心から同情するハヤテだった。
馬「あ、もうすぐ船に着きますね。」
貴族の個人船に偽装しているシリウス号を遠目に確認出来た時、馬は打って変わって真剣な面持ちになった。
馬「ソリアさんがいても、私はこれまで通りナギさんの手伝いを頑張ろうと思います。」
ハヤテ「そうだな、急に態度を変えられるよりかは良いんじゃねーか?」
馬「ですよね!
あ、でも今まで通りベタベタ引っ付いたりしません。」
ハヤテ「確かに、鬱陶しいくらいナギ兄にくっついてたもんな。
ナギ兄の恋人が嫌がるだろうし、それはやめて正解だな。」
馬「押守!! ベタベタしません!
これからも船の仲間として付き合っていきます!
私はもう泣きません!
そしてハヤテさん、さっきはありがとうございました!!」
馬は改めて宣誓と感謝の意をハヤテに告げた。
ハヤテ「あぁ、馬、その意気だ!」
ハヤテも改めて前向きな姿勢の馬を応援した。