モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その4)
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……………………………
馬『ナギさんが寝てますように…』
馬はソロリソロリと足音を消しつつ、ナギの部屋の扉を静かに開けた。
ギィ……と、扉の軋む音が微かに鳴る。
馬『ナギさんが寝てる今のうちに回収しとかないとね……』
他人様の彼氏の部屋はもう自分が使うべきではないという馬の信念の下、一刻も早く私物を回収したかった。
ナギとの気まずい関係を改善するのではなく、いっその事、このまま関わらずにいる方が無難だと馬は判断したのだ。
ナギ「……………」
ナギもまたイケメンの法則に則り、静かにベッドで眠っていた。
人の気配に敏感な彼でも徹夜明けだと流石に寝入ってしまうのだろう。
馬『お、寝てる寝てる……それにしてもナギさんはなんて整ったお顔立ちをしてるんだ!!
あぁ舐め回したい、頬擦りしたい…』
日頃あまり拝めることの出来ない綺麗な寝顔をじっくりと堪能したいところだが、
馬『いかんいかん、ソリアさんが悲しむばい!!』
馬はソリアの存在を思い出し、彼女に嫌がられるような事はするべきではないと自制した。
馬『私の荷物は大きな鞄2つ分か……我ながらすぐに夜逃げ出来そうなくらいの量だわ。』
1つの鞄には服やドレスが詰め込まれており、もう1つの鞄にはナギ太郎(仮面)やトング、以前もらった紙手裏剣等、捨てるに捨てられない思い出の雑貨類が入っている。
馬『寝袋はまた後で返してもらうとして……よし!』
馬が私物を全て抱えた状態でナギの部屋から引き上げようとしたその時、
ナギ「馬、」
馬「ぎゃぁぁぁー!!!」
背後から眠っているはずの人物の声がして、馬は驚きのあまり絶叫した。
馬「あわあわあわあわ、」
ナギ「……さっきから何してるんだ?」
馬「あわわわわわ、」
馬は扉を見つめたままナギの方を振り向けずにいた。
ナギ「……その荷物は?」
馬「わわわわわ………」
ナギの詰問に馬は未だ答えられずにいた。
馬『ひぇぇ、ナギさん何だか怒ってる。
きっと起こされたから怒ってるんだ…』
馬はパニックに陥ったせいで答えられないでいるのだが、
ナギ「……なぁ、何で黙ってんだ?」
ナギはそんな馬にますます苛立ちを募らせるのだった。
ドンッ!
馬「ヒョッ!!」
馬のすぐ後ろにまで迫ったナギは馬の右横の壁に勢いよく手をついた。
世間でいう『壁ドン~女子は後ろ向きver.~』である。
通常ならば咽び泣きたくなるほどの興奮するシチュエーションのはずだが、
馬『わ、わ、わ、私のすぐ後ろに鬼がいるっっ!!』
今の馬からすれば背後から命を狙われているような危機的状況でしかなかった。
(その5に続く、あとがきへ)
【あとがき】
管理人は5歳の幼女に壁ドンをされたことがあるのですが、それでもドキリと胸がときめきました。
ナギさんの壁ドンならドキリどころか心拍数が跳ね上がり、心臓発作を引き起こしてしまうような生命の危機に陥るのではないでしょうか。
追われると逃げたくなるのが女心、追われなくても逃げ出そうとするのが主人公。
色々とモヤモヤを抱えてしまうナギさん……次回は原作お馴染みのナギさんの朝帰りストーリーを混ぜ込んでみます。
またゆっくりとUPしていきますので少々お待ちくださいませm(_ _)m
馬ときどき魔王 管理人より(※と、当時の管理人が申しておりました!)。