モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その4)
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「ふざけんなっっっ!!」
ハヤテの部屋から怒声が響き渡った。
バンッッ!!
シン「おいっ、バカハヤテ!朝から騒ぐな!!」
あまりの騒々しさに、仮眠を取ろうとしていたシンが部屋まで注意しにやって来たのだが……
シン「……っ!」
シンは部屋の状況を見て絶句する。
シン『何で馬がここにいるんだ?』
それよりも最も気にすべき点は馬がハヤテを前にして土下座で謝罪をしている点だろう、カピカピに干からびた干し肉を前にして。
どうしてこのような事態になっているのか。
ハヤテ「お前っっ、マジでふざけんなよっ!!
ここ数週間、部屋が肉臭いなって思って!!
もしかして俺が肉を食い過ぎてるせいなのか、とか本気で悩んでたんだぞ!?」
馬「ま、誠に申し訳ありませんです、以後気を付けます……」
ハヤテ「何が以後気を付ける、だ!!
干し肉が干からび過ぎて『干し肉』どころか『枯れ肉』になっちまってるだろうが!
畜生っっ、勿体ねぇよ!!」
馬「えっと、それなら次回は干し肉じゃなくてハムにしようかと、」
ハヤテ「アホ!! んなもん、ハムがサラミになって出てくるだけだろ!!」
馬「えーと、ハムもダメならベーコン、」
ハヤテ「だからっっ!!俺の部屋に肉類を忍ばせるな!!」
シン『コイツらは何を言い争っているんだ…』
流石のシンでも話の全貌がてんで見えて来ない。
彼らの騒動に巻き込まれる前に、シンはそっと退室した。
……………………………
朝食の時間にて……
各自食事に手をつけ始めた頃、
ハヤテ「おい!」
馬の皿を見たハヤテは当然の如く、彼女に対して目配せをした。
馬「はい、ハヤテ様、どうぞ…」
具体的な命令はされていないのに全てを理解している馬は、自皿のベーコンをハヤテに献上した。
ハヤテ「おい、その卵も寄越せ!」
馬「あぁっっ!これだけはお許しを……我が娘、ピヨ美の産みたて卵なんです……」
ハヤテ「うるせー!俺の苦悩の日々に比べたら卵の1つや2つ、黙って差し出すのが当然だろ!」
馬「ひぃぃ、その通りでございますぅ…」
端から見ると暴君と虐げられし村人の図である。
トワ「ハヤテさん、何やってるんですか!
それじゃあ馬さんの朝食はパンとパセリだけになっちゃいますよ。」
見兼ねたトワが注意をする。
ハヤテ「あぁ?葉っぱもあるし大丈夫だろ。」
葉っぱとはレタスやベビーリーフ、その他諸々の葉物サラダの事なのだが、ハヤテからすればそれら全てが一括りに『葉っぱ』である。
馬「と、トワ君、大丈夫だよ!
ほら、こうやってパンにパセリを挟んで……砂糖をかけて……よっと!」
馬はナギ特製のロールパンの間にパセリを挟み、上から大量の砂糖をまぶした。
その様子を眺めていたシリウスメンバー全員が、 『うわぁ……』 という感想を抱くような調理行程である。
馬「ね!『パセリ砂糖パン』の出来上がり~♪
私にはこれがあるから大丈夫♪いただきまーす!」
空元気を発揮する馬は一口パセリパンを齧ってみる。
そして最初に出てきた言葉は、
馬「う、うわぁ…」
だった。
製作者本人ですら微妙な味わいだったのだろう。