モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その2)
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ソリア「ねぇ、ナギ…」
ソリアは恐る恐る隣に座るナギに声を掛けた。
ナギ「……………」
ナギの方は警戒しているのか、返事をすることなく彼女を一瞥するだけだった。
ソウシ「ほら、馬ちゃん、肉美味しいよね、肉ー(※棒読み)。」
馬「本当だー、こんな美味しい肉は初めてだー(※棒)!」
シン「ワインともよく合う肉だな(※棒)。」
ナギとソリアを囲む外野は白々しい口調で店の料理を褒め称えていた。
勿論、彼らの視線は感動の再会をしたばかりの幼馴染み2人の動向に釘付けになっている。
ソリア「私の事は覚えてないかしら?
ほら、山の麓のお屋敷に住んでた…」
ナギ「……本当にソリアなのか?」
ソリア「!!」
ナギが自身の名前を呼んでくれた事に対してソリアは瞠目した。
ソリア「えぇ、えぇ、あのソリアよ!
木登りが苦手だった…」
やっとナギが反応を示してくれた事にソリアはすこぶる感激し、彼女の瞳にうっすらと涙が浮かぶ。
ハヤテ「トワ、この肉食べないのか?もらうぞ!」
トワ「ちょっとハヤテさん!
今、大事な場面だから後にしてください…って、全部持ってくなんて酷いですよ!」
若人2人組はいつものように肉の争奪戦に入ったのだが、
ソウシ「……………」
シン「………………」
馬「………………」
こちらの3人は今も全神経を集中してナギ達の会話に聞き耳を立てている。
ソリア「あなたは無口なところも変わってないわね。」
ナギ「……お前も昔のままでうるさいな。」
ソリア「もう!口の悪いところも変わってないんだから!」
懐かしむソリアはニッコリと微笑んだ。
ソウシ・シン・馬『良い雰囲気だ…』
聞き耳3人組は共通の感想を抱いていた。
ナギ「……それより、どうしてこんなとこにいるんだ?」
ソリア「うん…色々あったの、あの事件の後。」
ナギ「……悪ぃ、俺のせいか?」
ソリア「うぅん、違うの!ナギは何も悪くないからね。
あ、そうだ、この後空いてない?
事件の事とか少し込み入った話をしたいのだけれど…」
それはつまり、ナギと2人きりで話したいということだ。
ナギ「………わかった。」
ナギは自由行動の許可を得るためにリュウガに声を掛けた。
ナギ「……船長、この後抜けても良いですか?」
リュウガ「おう!行って昔話でもしてこい。
けど、明日の朝飯だけは忘れんなよ!
俺らが餓死しちまうからな(笑)」
リュウガは快く許可を出した。
ソリア「船長さん、ごめんなさい。
少しだけナギをお借りしますね。」
リュウガ「ナギはモテるなぁ、ワハハ!」
ソリアの言葉を受けて、リュウガは豪快に笑った。
馬『ナギさんはアフターに行っちゃうのか……2軒目はラーメンかな。』
ナギ達のやり取りを最後まで見聞きしていた馬は肉料理を頬張っていた。
この時のナギはと言うと馬の事を1度も見る事は無かった。
馬『なんだか胸のモヤモヤが復活してきちゃった…』
美味しいはずの肉料理の味が全くしない……今の馬は生きてきた中で1度も味わった事のない複雑な感情と直面していた。
所謂『嫉妬』という感情なのだが、他人に恋愛感情を抱いた事のない馬にはまだまだ理由が解らなかった。