モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その2)
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……………………………
ソリア「いらっしゃいませー!」
日が沈み、繁華街が街灯の灯りで賑やかになる頃、シリウス一行はソリアの働く酒場を訪れていた。
ソウシ「ソリアさん、早速皆で来ちゃいました。」
ソウシが柔らかな口調でソリアと話す。
ソリア「あぁ!本当に来てくれたんですね。
えーっと、馬ちゃんと………あ、トワ君も、いるいる。」
ソリアは後方にいた馬達の顔を確認してニッコリと微笑んだ。
馬・トワ『癒されるなぁー…』
ソリア「マスターに団体のお客さんが来たって伝えてきますね。」
ソウシ「うん、よろしくお願いします。」
ソリアはパタパタと軽い足音を立てながら店の奥へと駆けていった。
馬「ね、ソリアさんは癒しの女神でしょう?」
馬はしたり顔をしながら隣のナギを見上げた。
だが、
ナギ「…………………」
ナギは放心状態で立ちすくんでいる。
この反応をみる限りソリアに見覚えがありそうだ。
馬「な、ナギさん!?
ま、ま、ま、まさか………」
シン「!?」
ソウシ「!?」
馬の声を聞きつけたシンとソウシもナギの方を見た。
ナギ「い、いや……多分、違うと思う。
俺の知ってるソリアは、」
『あんな綺麗な女じゃ無かった』……ナギはそう言おうとしたが、馬の手前、この言葉はタブーな気がして呑み込んだ。
リュウガ「あぁ?ナギはあの美人ねえちゃんの事知ってんのか?」
リュウガも2人のやり取りを見ていたらしく、率直にナギに尋ねた。
しかし、
ナギ「………………」
黙ってソリアを遠目に見るナギには彼の言葉は届いていないようだった。
代わりに馬がリュウガに説明する。
馬「えっと、ソリアさんはナギさんの生き別れの幼馴染みかもしれないんです!」
リュウガ「はぁ?生き別れ……?
生き別れの親や兄弟ならわかるけど、何だよ生き別れの幼馴染みって(笑)」
リュウガは馬の大雑把だけれどあながち間違っていない説明を聞いて苦笑した。
マスターに話を通してきたソリアが、席を案内しに再び戻ってきた。
ソリア「はい、お待たせしましたー。
こちらにどうぞ。」
メンバー達は酒場の奥の席に通された。
その席は団体客専用に作られているおり、敷居がされて個室空間のようになっていた。
多少騒いでも他の客には迷惑が掛からないだろう。
リュウガ「よし!!じゃんじゃん頼めよ、野郎どもと馬ー!!」
ハヤテ「やったぜー!俺は肉な、肉!!」
馬「ソリアさん!この大の肉マニアハヤテさんのために肉をお願いしますね!
肉! 何なら肉汁を彼に直接ぶっかけてくださってかまいません。
きっと泣いて喜ぶ、」
ハヤテ「わけねぇだろ!」
ベシッ!
機関銃のようにハヤテの肉好きを猛アピールする馬の頭をハヤテは軽く叩いた。
すると、
馬「ギャンッッ!!痛いッッ!!」
馬が非常に痛そうな声を上げた。
叩かれたのは自業自得なのだが、端から見れば馬の方が被害者に見えてしまうだろう、そんな声だった。
ナギ「……………」
こういう時はいつもナギが1番に2人を注意するのだが、今夜に限って黙り込んでいる。
ソウシ「こら、ハヤテ!
女の子を叩いちゃ駄目だろう。」
雰囲気を察したソウシが代わりにハヤテを注意した。
ハヤテ「えぇー!?だってコイツが変な事言うから悪いんだろ…」
ソウシ「どっちが悪いとかじゃなくて女の子は叩いちゃ駄目だろう。」
ハヤテ「ぐっ…」
フェミニストのソウシに強く言われ、ハヤテは言い返せなくなってしまった。
ソリア「それじゃあお店の肉料理を全部ってマスターに言ってきますね。」
ソリアは冗談交じりにオーダーを確認した。
リュウガ「あと、店の酒も全部な!!」
ソリア「はーい!!」
ソリアは元気良く返事をしてから再び軽快な足取りでその場から離れていった。
ソリアの気の利いた発言のおかげでリュウガも便乗してノリ良く返すことが出来た。
馬とハヤテの諍いのせいで場が白けそうになるところを、2人のおかげで持ち直したと言っても過言では無いだろう。