モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その1)
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……………………………
馬「あ、ナギさん!買い出し品の保管、お疲れ様でーす!!」
ナギが自室に戻った時、馬は白ユリの花束を適当な大きさのコップに活けていた。
ナギ「……それは?」
ナギはまず花束の出処を尋ねた。
馬「こ、これは無駄遣いじゃないですよ。
私にとって大事な癒しで、必需品なんです!」
青虫の前例があるので、ナギに花束を捨てられまいと馬は花束を背後に隠しながら必要性を説明する。
ナギ「……花くらい別に構わねぇけど。」
馬「え、良いんですか?」
ナギ「あぁ……まぁ、個人的には不要だけどな。」
ナギは率直な意見を述べた。
男性的な思考の彼は花束には興味がないようだ。
馬「えぇー!?1人で出歩いちゃダメなんですか?
そんな、ここはイディ島じゃないですよ?
軍人さんもそこら中いて治安も悪くないのに?
異議アリですよ、ナギさん!!」
ナギから1人歩きの禁止を言い渡されてしまった馬は不服そうに異議を申し立てていた。
馬がヤマトで暮らしていた頃は、単独行動ばかりしていたので、実は他人との集団行動はあまり慣れていない。
彼女の理想はシャハイ島の時のように初めての土地を1人気ままに散策してみたいのだが……
ところが、
馬「え!外出の際はナギさんも一緒に来てくれるんですか!?
しかも2人きりで!?
よっっっしゃぁぁぁあ!!」
不服から一転、馬にとって嬉しい展開が待っていた。
1人行動は禁止の代わりにナギが同行してくれるそうだ。
ナギとの2人行動は無条件で馬の心を弾ませる。
シャハイ島にて、メンバーに内緒でナギの宿泊部屋に泊めて貰った時は、非常に胸をときめかせる展開になったし、無人島での遭難生活では苦労よりも楽しさの方が上回わった。
楽しいと感じるのには理由があって、他のメンバーがいるとシャイなナギは厳しく接してくるが、外で2人きりだと基本好き勝手にやらせてくれるし、何よりも彼が抜群に優しく接してくれるのだ。
とにかく、馬は彼と野外行動を共にするのが楽しくて仕方がない。
しかし、
馬「あ……でもまだ消えてませんよね。」
浮かれていたのも束の間、例(※ナギの瞳に映る危険因子)の問題を思い出した馬は、また前髪を掻き上げようとしたが、
ナギ「……だから、大丈夫だって言っただろ。」
馬「うぅ……」
ナギの鋭い拒絶と眼力で止められてしまった。
本人が嫌がっているのならどうしようもない。
馬『トワ君のフナムシ事件の時みたいにアッサリとしたものだったら良いけど……長いこと映ってるから心配なんだよなぁ。
まぁ、ナギさんが危ない目に遭ったら私が全力で離れたら良いか。』
と、ナギに訪れるであろう災いについて、馬は自分なりに結論付けた。
馬「ナギさんと2人きりでの外出って、買い出し以外では久々ですよね♪ 」
ナギ「………そういやそうだな。」
馬「あぁ、ワクワクしますね!
モルドー帝国には何があるんだろう。
探険できそうな森とかありませんかね……そういえば無人島は楽しかったですねー♪」
テンションが最高潮に上がっている馬は、嬉しさのあまり気が付いていないが、『2人きりでの外出(※買い出し除く)』という表現は、俗に言う『デート』に当て嵌まる。
ナギ「……………」
その事にナギは勿論気付いているのだが、純粋に歓喜する馬の様子を見ていると釣られて彼まで嬉しくなってきた。
ナギ「……シンに何処か良い場所がねぇか聞いとく。」
そう言いながら、ナギは馬の頭の上にポン、と手を置いた。
馬「そうですね、軍人さん達がいない探険スポットを聞きましょう!
あ、あまりハードな場所は無しですよ。
私が何かへまをしてナギさんが死んじゃうかもしれませんからね。」
馬は乗せられたナギの手を両手で掴みながら上目遣い気味に話した。
その仕草がまた可愛らしく映り、ナギは思わず目を細めた。
ナギ「……わかった。」
当初は馬に行動を慎むように注意するだけの予定だったが、気が付けば彼女のペースに流されデートの約束までしてしまった。
『ミイラ取りがミイラになる』という言葉が相応しいナギだった。
(その2へ続く、あとがきへ)
【あとがき】
いよいよソリアさんが出てきましたね!
管理人はソリアさんタイプの女性が好きです。
性格良しの幸薄そうな美人さん……そんな彼女の方がヒロイン気質な気がします。
さてさて、次回はナギさんとソリアさんを再会させてみます。
まさに主人公のライバル出現といった感じなので、胸がキュンというよりも胃がキュンとしますよね(笑)
近日中にその2を更新いたしますのでお待ちくださいm(_ _)m
馬ときどき魔王 管理人より(※と、当時の管理人が申しておりました!)。