モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その1)
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……………………………
ソウシ·トワ·馬の食料買い出し班は、とりあえずは何もトラブルを起こす事無く、シリウス号まで帰還することが出来た。
そして、
ソウシ「ただいま、ナギ。」
3人は乗船すると、真っ先に買い出し依頼人であるナギのいる厨房へと向かったのだった。
ナギ「……ちゃんと買えたか?」
トワ「はい!言われた物は全部買って来れましたよ!」
トワは大量の買い出し品を搭載した手押し車を指して、ナギに誇らしげに報告した。
ナギ「……変なモン買って来てねぇか?」
優等生のトワに続き、1番の問題児にもナギは声を掛ける。
馬「安心してください、無駄遣いはしてませんからね!多分!!」
しかし、
ナギ「……何だよ、その言い方…っ、………」
馬「あれ?ナギさん、どうかしました?」
ナギ「……………」
ナギはある一点に気付くと、そこを凝視しながら貝のように押し黙ってしまった。
馬「おーい、ナギさーん?」
ナギ「……………」
ソウシ「えっと、トワは倉庫に貯蓄分の調味料を持っていこうか。
馬ちゃんは疲れただろうから部屋に戻ってゆっくりしてなさい。」
ナギの異変に気が付いたソウシが彼に代わって下っ端2人に指示を出した。
トワ・馬「はーい!」
純粋な下っ端2人はナギの不穏な空気に気付く事なく言われた通りに動くのだった。
トワと馬が退出した厨房にて……
ナギ「……………」
ソウシ「もしかして怒ってる?」
ナギ「…………別に怒ってません。」
ナギは明らかに不機嫌な声音でそっけなく返した。
ソウシ「ごめんごめん、馬ちゃんと手を繋いでたのには理由があるんだ。」
そう、ナギは買い出し組が帰還した際に、馬とソウシが指を絡み合わせる手繋ぎ、所謂『カップル繋ぎ』をしている様子を見て固まってしまったのだ。
ナギ「………理由?」
一体どんな経緯があって、2人がまるで恋人のように振る舞う事になったのか、ナギにはさっぱり理由がわからなかった。
ソウシ「馬ちゃんにモテ期が到来してるみたいなんだ。」
ナギ「……は?」
ソウシが告げた理由は、全くもってナギの想定外の答えだった。
ソウシ「だから、馬ちゃんにモテ期が、」
ナギ「いや、それは聞きました……けど、意味がわかりません。」
ソウシ「わかりやすく言うと、今の馬ちゃんは男性ホイホイみたいなんだ。」
ナギ「?」
ソウシの説明は全くわかりやすく無く、ナギはますます意味がわからなくなるだけだった。
ソウシ「ほら、馬ちゃんには虫がホイホイ寄ってきてただろう?
あれの人間の男バージョンって感じかな。
私達は毎日彼女と過ごしているから気付いてなかったけど、外部の人間にはかなり魅力的に映ってるみたいなんだ。」
ナギ「…………」
ソウシ「舞踏会のために馬ちゃんの魅力を上げようと協力してきたけど、まさかここまで効果が出るとはね。
あ、でも馬ちゃんも結婚適齢期だし、そんなに心配しなくても丁度良いタイミングなのかな…」
ソウシは感慨深げに呟いた。
ナギ「……市場で何があったんですか?」
ソウシ「……え?あぁ、えーっと、何回だったかな。
馬ちゃんを1人にさせた瞬間にナンパされるもんだから、私と手を繋いでカップルアピールをする事になったんだ。」
手を繋ぐ事になったきっかけはわかったのだが、ナギは1つだけ疑問に思うことがあった。
ナギ「……何で船に戻ってからも繋いでたんです?」
ソウシ「あぁ、私も男だからね。
馬ちゃんと手を繋いでたらちょっとドキドキしちゃって♪」
ナギ「………………」
茶目っ気たっぷりなソウシの答えを聞いて、ナギは再び苛ついてしまった。