モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その1)
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馬「うわー、オマケまで付けてもらえるなんて……ありがとうございますっ!!」
ソリア「これは私からのサービス。
馬ちゃんと好きな人が幸せになりますようにって。」
白ユリの花束の真ん中に、ピンク色のチューリップが数本添えられていた。
白とピンクの色彩が、女性的で清爽としたイメージを織り成している。
トワ「わー!可愛いですね。」
トワは花束を見て思わず笑みをこぼした。
ソリア「……出来たわ!」
ソリアは花束のリボンを鋏で切り終え、完成の言葉を述べた。
ソリア「はい、どうぞ。」
馬「はい!」
ソリアから馬へ花束が贈呈されるという瞬間に、
ソウシ「うん!思ってた通りだ、絵になるね!!」
ソウシが指で四角の形を作り、2人の姿を指枠の中に収めている。
本当は私物のカメラで贈呈シーンを激写したいところだが、生憎持ち合わせていなかったためにエアカメラで我慢せざるを得ないのだ。
ソウシ「2人とも凄く良いよ!」
ソウシはエアカメラを構えながら、何度も馬とソリアの2人をエアフレームもとい、心のフィルムに収めていくのだが……
トワ『あわわわ、ソウシ先生どうしちゃったんだろう!?』
トワからすればいきなりソウシが奇行に走ったように見えているので、ただただ心配するしかなかった。
ソリア「フフッ、ソウシさんって面白い人なのね。
馬ちゃんも面白いし、トワ君達が乗る船ってきっと毎日が楽しいんでしょうね。」
流石馬が惚れ込むだけの器なだけあって、ソリアはソウシの奇抜な行動にも動じていない。
それどころか、ソリアはその場にいる人間にまんべんなく話題を振る気配りまで出来ており、彼女が話すと忽ち優しい雰囲気に包まれ、結果、一緒に会話をする人々は温かい気持ちになれる。
ソリアこそ『癒し系女子』という言葉が相応しい女性だろう。
トワ「はい、馬さんが乗船してからとっても楽しいですよ。」
トワもまた、そんなソリアに対してすぐに打ち解けていた。
……………………………
ソリア「良かったらまた顔を見せてね。」
退店の時、ソリアは3人を見送るべく、店の扉前に立っていた。
ドアノブに手を掛けている馬のもう片方の手には、買ったばかりの小さなブーケが握られている。
馬「はい、毎日ソリアさんに会いたいぐらいです!
いや、本当にモルドーにいる間は毎日顔を出しますね!」
馬はすっかりソリアに懐いてしまった様子で、この発言から本気の熱意が伝わってくる。
ソリア「フフッ、ありがとう。
あ、夜は3件先の酒場で働いてるから、また船の皆さんで飲みに来てくださいね。」
ソウシ「わかりました、船員達を連れていきます。
うちの船長が特に喜びそうだ。」
トワ「あの、船長は悪酔いをするからソリアさんに迷惑を掛けちゃいませんか?」
ソリア「大丈夫よ、こう見えても酔っ払ったお客さんの扱いは得意なの。
酔っ払い船長さんも、他の船員さん達もどんと来い、よ!」
トワ「頼もしいですね。」
馬『ソリアさん、朝も夜も働いてるのか… ひょっとして1人だけで生活してるとかかな?』
馬はそんな疑問を抱いたが、ソリアのプライバシーに関わることなので直接聞き出すことはできなかった。
ソウシ「ソリアさん、綺麗なだけじゃなくてとても良い人だったね。」
ソウシはニコニコとしながら感想を述べた。
馬「いやー、心底癒されました!
あのですね、ソリアさんと話しててわかっちゃいましたよ。」
トワ「何をです?」
馬「男子ばかりに囲まれてむさ苦しい思いをしている私にはソリアさんのような癒しが必要だ、って!」
トワ・ソウシ「言い方が酷い(笑)」
遠回しに自分達をむさ苦しい扱いをされたトワとソウシは馬の毒舌っぷりに笑ってしまった。