モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その1)
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カランコロンッ……
客の来店を知らせるドアベルの音が店内に響いた。
馬「すみませーん!」
店員「いらっしゃいませ。」
馬が目当てにしている女性店員は、とても感じ良く出迎えてくれた。
所謂営業スマイルというものだろうが、それでも慈愛に満ちた優しい顔付きに馬は胸を高鳴らせるのだった。
馬『はぅぁっっ……ソウシさんに匹敵する微笑みの天使……彼女の優しさに包まれて昇天したいっっ////』
馬が勝手に心をときめかせていると、
店員「お客さんは旅行客の方ですか?」
彼女の方から話題を振ってくれた。
馬「はいっっ!観光がてらにモルドー帝国にやって参りましたーー!!」
馬は初めて白ユリ美人と話す緊張感のせいで変に力んだ口調になってしまった。
こんな挙動不審な客に対して普通の店員ならば怪訝に思うところだが、
店員「フフ、元気一杯なお客さんですね。
ここのお花をお土産に買ってくださるのかしら?」
彼女の場合、器が大きいのか、特に怯む事なく立派に接客をこなしていた。
馬『このお姉さん、胡散臭い私にも笑顔を崩す事なく対応してくれてる……なんて女神様!!』
馬は確実に彼女を崇拝していく。
馬が入店してからすぐにソウシとトワも店内に入ってきた。
短時間で入店してきた来客達が知り合い同士だと知った店員は、好奇心から3人の関係を尋ねたのだが、そこから会話が盛り上がっていき……その途中、馬は自ら、
馬「店員さん、私の事は馬とお呼びください!
なんなら『犬』でも構いません!!」
と、土下座する勢いで自己紹介をした。
すると、
店員「(犬…?)馬さんね?」
馬「いえ、犬と!!」
店員「えっと…さすがにそれは、」
ソウシ「馬ちゃんって呼んであげてください。」
ソリア「馬ちゃんね、わかったわ。
じゃあ私はソリアって呼んでね。」
店員改め、ソリアも名前を教えてくれたのだった。
ソリア「へぇー、馬ちゃんは男の人ばかりの船に乗ってるのね……それって色々と大変じゃない?」
ソリアはSサイズのユリの花束を作りながら馬達と会話をしていた。
馬「いやー、私はこの通り何も考えてませんから、むしろ男性陣の方が気を遣ってくれるんですよ、ワッハッハッ!」
馬はちゃらんぽらんな口ぶりで豪快に笑って答えた。
ソリア「あら、逞しいのね〜。」
ソウシ「でも馬ちゃんは好きな人の前ではちゃんと乙女になるんですよ。」
トワ「確かに…そうですね。」
ソウシの言葉に、トワも苦笑しながら同調する。
ソリア「まぁ、そんな可愛らしい一面もあるの?」
ソウシの言葉を聞いたソリアは優しく微笑んだ。
馬『ひょえっ、女子力が高過ぎるぅー////
癒し効果が抜群!!』
馬がソリアの柔和な雰囲気を満喫していると、
ソリア「もしかして、この花束もその好きな人へのプレゼントなのかしら?」
ほぼ仕上がりに近い花束を見ながら質問されたのだが、
馬「え?……あー、はい!」
脳内でソリアを絶賛していたせいで馬は全く話を聞いておらず、適当に返事をして誤魔化した。