モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その6)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ナギ「俺の眼にお前が映ってる…?」
ナギの言葉を肯定する意味で馬はコクコクと頷いた。
馬「はい、クマの時みたいなノリで私が映っちゃってます。」
真顔で告げる彼女からは、嘘や冗談を言っているようには感じられない。
ナギ「……それは普通に反射して見えてるだけじゃねぇのか?」
馬「いやいや! あの時、私は仮面を着けてたのに、ナギさんの眼に映った私は素顔のままだったんですよ。」
ナギ「…………」
馬「仮面を着けてなかったら危うく気が付かなかったです。
ホント、仮面舞踏会サマサマですよ!」
そう言いながら馬は舞踏会で使用した仮面を大事そうに胸に抱いた。
そのすぐ隣にはナギ太郎(仮面)も控えており、ナギの部屋には謎の仮面が着々と増殖している。
ナギ「……無事に船に戻れたし、もう危機は去ったかもしれねぇだろ。」
馬「いいえ!」
馬は強く否定しながら、ぺろんと自身の前髪を掻き上げた。
途端、例の意味不明な朱文字がはっきりと見えるようになった。
馬「ナギさん、こっち見て……ほら、あなた様の眼にはおでこに何も書いてない私が映ってます。
まだ私に関わると危険な目に遭うって事ですよ。」
ナギ「……………」
成る程、額の朱文字は危機を察知するための目印でもあったのか……ナギの中で1つ疑問が解消された。
馬は昔の職業柄、危険予知能力が備わっている。
危険が迫っている人物の瞳を見ると予測する事が出来るのだ。
また、瞳に映ったビジョンからどんな危機なのかも大体わかる。
馬「ほら、私に関する危険って意外とありますよ?
例えば夕飯で揚げ物をしている時に私に火が燃え移っちゃって、ナギさんも巻き添えを喰らうとか… 材料を切ってる時に私の手から包丁がすっぽ抜けてナギさんに直撃したり…他にも、」
馬は考え得る自身の危険度をナギにアピールしている。
しかし、
ナギ「……どれも滅多に起こらねぇよ。」
ナギは全く気にする事なく馬の手を取った。
馬「あぁっ!」
ナギ「……もう寝るぞ。」
馬「一刻も早く離れてください!」
ナギ「……今日は同じベッドで寝るか?」
馬「ダメですって!! そんなことしたらいつものノリでお触りをしちゃうかもしれませんよね?
そ、そしたら最終的にナギさんの腹上死が確定ですよ!!
あ、でもスッポンポンで死んでるナギさんを拝めるならそれはそれで、」
ナギ「……それは嫌な死に方だな。」
バタンッッ!
すぐにナギは部屋の隅に立て掛けてあったマットレスを倒し、いつもの寝床を用意した。
馬「スッポンポンのナギさんは……?」
ナギ「…………」
ナギは黙々と寝床を整えている。
馬はそんな彼の行動を複雑そうな表情で見ていた。
ナギ「……離れて寝るなら大丈夫だろ、早くベッドに行け。」
馬「ダメです、私がマットです!
夜中にベッドから転げ落ちた私に潰されてナギさんが圧死する可能性が、」
ナギ「……仕方ねぇな、お前が下だ。」
それで安心出来るなら、とナギは素直に床敷きの寝床を譲った。
馬に別の部屋、それもソウシの管轄内の医務室で寝られるよりかは、少々気が引けるがマットレスで寝てもらう方がマシである。