モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その4)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「ライアン様の扱いはアレで大丈夫ですの…?」
「あぁ、良い薬になるだろう。
アイツは普段から婦人方を手荒く扱っているらしいから、その報いに丁度良い。」
馬「………」
黙ってはいるが、馬は、男兄弟は過激だなぁ、という感想を抱いていた。
気絶中のライアンは現在、中庭のベンチに寝かせられたまま放置されている。
彼のために掛けられた馬のショールはライアンの兄によって返却され、まさに野晒しの状態で置かれているのだ。
肌寒いとはいえ、凍死するほどの寒さではないと、これもまた兄である男性が判断した上での処置である。
広すぎる中庭にて……
ホールまで案内してくれるというライアンの兄の言葉に甘えて、馬は彼の後ろを付いて歩いていると、
馬「あ、山桃!」
中庭に生えている1本の木に目が行った。
馬の好きな、ヤマト産の山桃によく似た果実が沢山なっている木を発見したのだ。
馬「えぇー!ここで山桃を拝めるなんて、今日は良い日だなぁ♪」
彼女は喜びのあまりつい素の話し方をしてしまう。
「………好きなのか?」
男性が馬の視線の先を見てから尋ねてきた。
彼の淡々とした話し方や背格好、顔立ちがなんとなくだがナギと重なって見えてしまう。
馬「はい、子どもの時の思い出の味なんです♪」
馬はその思い出とやらを思い出しているらしく、嬉しそうに笑って答えた。
「……………」
男性は腰に下げていた剣に手をかけ、一気に引き抜いた。
ザシュッッ!!
馬「え…」
目の前で何が起こったのか、馬には全く見えなかった。
ただ、ボタボタと山桃の実が自身の足元に落ちてきた事だけは確認できた。
男性が剣をブンッと振り払う。
これは人を斬り付けた直後の返り血を払う動作なのだが、いつもの癖なのだろう、この動きをしてから彼は剣を鞘に収めた。
馬「あ、ありがとうございます…」
馬は若干引き気味に礼を述べた。
馬『急に剣を取り出すなんて、いきなり鎖鎌を取り出すナギさんとますます似てる……まさに無骨の極みぃぃ!!』
と、馬は脳内で叫んでいた。
馬「あぁ…やっぱりあの山桃と同じ味!
甘ーい♪酸っぱーい♪」
男性の行動に引きはしたものの、山桃を前にすると話は別で、馬は食べずにはいられなかった。
馬「あっ、えーと…」
少しだけ山桃を満喫してから我に返った馬は、男性にも山桃を勧めようとしたが、1つ問題が発生した。
「どうした?」
馬「あの……お名前は?」
そう、馬はまだ彼の名前を知らなかったのだ。
「……………」
馬「?」
男性は自分の名前を名乗る前に、馬の眼を仮面越しにジッと見つめている。
「貴女はヴァイカート家の人間だろう?」
馬「えっっっっ!!!」
ズバリと正体を言い当てられ、馬は非常に戸惑った。
それもそのはず、鬼コーチのシンから、
シン「絶っっっっっ対に自分の正体がバレる様なことはするなよ?」
と、何度も何度も口を酸っぱくして言われていたにも関わらず、既にバレているなんて……後日、シンからどのような仕打ちを受けるのか、それを想像しただけで馬の背中を嫌な汗が伝っていった。
(その5に続く、あとがきへ)
【あとがき】
重要なオリジナルキャラクターを出してみました。
重要人物はリチャードさんでは無くてそのお兄さんの方ですね。
※気絶中のリチャードさんはその後、スタッフが回収しました。
モルディ市国の次が、皆様の憧れモルドー帝国編の予定にしています。
そこでリチャード兄さんにはたくさんご出演していただきます。
それでは、その5も近日中に公開いたしますので少々お待ちくださいm(_ _)m
馬ときどき魔王 管理人より。(※と、当時の管理人が申しておりました!)