モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その3)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
リュウガ「馬、じゃなかったな!
ハナコ見てみろ、ナギが滅茶苦茶睨んでるぞ。」
馬は『ナギさんにも偽名で呼んで上げてください』と心の中で呟いてから、ナギのいる方向を確認してみる。
ナギ「……………」
そこには踊りながらも鬼の形相でこちらを睨むイケメン紳士がいた。
馬「ヒィッ!………ど、どうしてあんなに睨んでいるのでしょうか。」
リュウガは馬の質問に答えるべく、軽めのターンをしながら、
リュウガ「そりゃあ、お前のタンゴに情熱を感じられねぇからだろ(笑)
もっとちゃんと踊れって怒ってんだよ!」
と、答えた。
その解答は激しく間違っていたのだが、
馬「た、確かに……レオン様はダンスに目がないとお聞きしましたから、そうなのかもしれませんね。」
リュウガ「あー?アイツってそんな奴だったか?」
覚えてねぇや!とリュウガは笑う。
自分がたった今述べた解答などとうに忘れているようだ。
馬「エドガー様、私の知らないステップですが、出来るだけ付いていけるよう頑張りますわ!」
馬は及び腰だった気持ちを一新し、アルゼンチンタンゴに挑戦することを決意した。
リュウガ「よし、良い心がけだ!
出来るだけエロくして観客の視線を釘付けにするぞ!」
馬『ナギさんも喜んでくれるはず…!!』
残念ながらナギには全くの逆効果でしか無いのだが、そんな事は今の馬には知る由もなかった。
気合いを入れ直した馬のダンスは、前のシンとペアで踊ったクイックステップと同様のキレを取り戻していた。
「あの令嬢!さっきの時みたいに機敏な動きに戻っているぞ。」
「慣れてきたか、開き直ったかのどちらかだろうな、それにしても上手いもんだ。」
ギャラリー達の中には馬の心境の変化に伴う敏捷性に気付いた者もいるようだ。
クルリと華麗に身を翻す馬を、リュウガが強めに腕を引いて抱き寄せる。
結果、2人は他のペアよりもよりも密着した形で抱きついては離れ…を繰り返していた。
馬『うぐぐ…やっぱり近いぃ…』
馬は至近距離に異性の存在を感じ、反射的に拒絶反応を起こしかけた。
ところが、そんな彼女にリュウガは、
リュウガ「ほら、ナギがまだ睨んでるぞ。
もっとエロい表情をしねぇとダメだろ。」
と、的外れなアドバイスをした。
馬「………」
再度ナギの方を確認すると、
ナギ「…………」
とても美しい端整な顔立ちの緑の鬼紳士が睨んでいた。
馬『ぎぇぇっっ』
恐ろしさのあまり、馬は思わず身体を竦めてしまった。
何故ナギはあんなにも怒りの感情をあらわにしているのか。
リュウガ「な?もっと色気を出して行こうぜ?」
馬「は、はい!」
ナギの怒りの理由を勘違いしている馬は、リュウガのアドバイスを信じる事にした。
こうして破天荒なリュウガの指導の下、馬はセクシー路線のアルゼンチンタンゴに挑戦していくのだが……
しかし、これが後に馬とナギとの間に亀裂を生む切っ掛けになるとは、この時は誰も思いもしなかった。
(その4に続く、あとがきへ。)
【あとがき】
コンチネンタルタンゴとアルゼンチンタンゴ……私はアルゼンチンタンゴの方が好きです!
ダンサー達の色気が素晴らしい!
作中には出さなかったのですがコンチネンタルタンゴの由来もなかなか凄いです。
元々は戦渦の中、死んだ女性を男性が持ち上げてクルクル回り、『いかに女性が生きているように見せられるか』といった事を示す儀式がコンチネンタルタンゴの始まりだそうです。
うーん、死者を振り回すという発想が凄い。
さて、次回ですが、次回もナギさんに嫉妬していただきます。
嫉妬心で不機嫌になるナギさんが好きです(*´Д`)ハァハァ
更新まで少々お待ちください!
馬ときどき魔王 管理人より。(※と、当時の管理人が申しておりました!)