モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その3)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
3曲目に踊るダンスはタンゴである。
タンゴといえば大きく分けて2種類『アルゼンチンタンゴ』と『コンチネンタルタンゴ』で分類されている。
馬はタンゴの練習に入る前に、シンからタンゴ全般(歴史・種類・技法)の説明をされていた。
〜学科の授業にて〜
シン「アルゼンチンタンゴの『アルゼンチン』というのは古代都市の名称から来ている。
このアルゼンチンタンゴはフラメンコというダンスと似ていて、フラメンコもアルゼンチン近辺の国で作られたそうだ。
舞踏に富んだ地帯だったんだろう。」
馬「アルゼンチン、アルゼンチン……なんだかゼリーを思い出す響きですね!」
シン「………………………………」
シンは、馬がその発言に至った理由を考えている。
知り合った当初は馬の突飛な言動に対してひたすら無視を貫いていたシンだったが、毎日毎日彼女のダンスと勉強の面倒を見ている内に多少は奇抜な考えを理解出来るようになっていた。
シン「まさか……ゼラチンのことか?」
今回は早めに答えが浮かんだようだ。
馬「そうですそうです!
アルゼンチンとゼラチン!似てますよね♪」
どうやら正解だったみたいだ。
馬の思考を見事言い当てることに成功すると、難解なパズルが解けたようでシンも胸のつかえが取れた気分になる。
馬「そういえばソウシさんが浴槽にゼラチンを投入したいって言ってました。」
シン「はぁ?ドクターは何を作るつもりなんだ?」
馬「さぁ?食べ物では無いって言ってましたから、尚更謎なんですよ。」
シン「それは……全く理解出来ないな。」
博識かつ理解力のあるシンでもソウシの思惑までは汲み取れなかったようだ。
〜再び回想シーン〜
シン「話が逸れたが、アルゼンチンタンゴとコンチネンタルタンゴ……公式の舞踏会で用いられるのは主に後者の方だ。」
馬「なるほど、センチメンタルジャーニーの方を踊るんですね!」
シン「センチメンタルになってどうする、コンチネンタルだ。」
馬の特訓を始めて日にちが過ぎ、シンが馬にツッコミを入れる姿もかなり板に付いてきた。
シン「両者の違いと言えば、アルゼンチンタンゴの方が情熱的に踊っている。
流れる曲もスタッカートの目立つテンポの良いメロディーだしな。」
馬「情熱的…?
私、ワルツでもクイックステップでも、いつでも情熱的に本気で踊ってますよ!」
シン「お前のいう情熱的は熱心って意味だろう。
オレが言ってるのは官能的って意味だ。」
馬「かっ、官能!?」
シン「簡単に言うと『男女のエロス』だな。」
馬「げぇっ!」
シン「フッ、反応がガキそのものだが……まぁ安心しても良い。
今回の舞踏会でもコンチネンタルタンゴの方だからな。
お前みたいなお子様が戸惑うような躍りではない。」
そうシンは言っていたのだが……