モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その2)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
馬の驚く様子を見たシンは、
シン「あぁ、そういえばヤマト国家だけは貴族と軍人の認識が異なっていたな。」
何やら納得しながら呟いた。
馬「へ?何でいきなりヤマトの話題が出てくるんですか?」
シン「ヤマトは『戦争放棄』国家だったな。」
馬「は、はぁ…梅さんが昔言ってました。」
シン「だから、ヤマトの王族、貴族は、警ら隊や軍人とハッキリと区別されている。」
馬「と、言いますと…?」
シン「ヤマトの王族や貴族は戦地に赴くことは無いだろう?」
馬「はい。」
シン「ヤマト以外の国では王族や貴族が自ら軍を率いている。」
馬「ふむふむ。」
シン「だから貴族と軍人の親交が深くなるのも当然で、貴族の家庭で馬術や剣術の練習をしたり、逆に軍人家庭で社交ダンスの練習をするのもよくあることだ。
つまり、お前目線の外国では、軍人も貴族も線引きが曖昧になっているのが現状だ。」
馬「へぇー……あ、ってことはシンさんは、」
シン「あぁ、貴族社会によく出入りしている軍家の出身だ。
あまり言いたくはないけどな。」
シンは少々影を落としながら自分の出自を明かした。
馬「ほほー!」
『これ以上聞いてくれるな』というオーラを全身から放っているシンを見て、馬は話題を元に戻した。
馬「つまり、シンさんが貴族っぽい普段着でも、別におかしくないって事ですね!
なんだー、ちょっと拗らせてるコスプレイヤーじゃ無かったのかぁ。」
シン「何処からその発想が出てきたんだ。」
シンも馬がそこまで変な風に捉えているとは思わなかったようで、いつものように呆れていた。
……………………………
いよいよ桟橋に船を着けようというタイミングで馬はナギに話し掛けられた。
ナギ「船長やシンはお前に情報を集めてきて欲しいとか言ってるが、」
馬「はいはい。」
ナギ「そんなの無視して俺といろ。」
馬「はいは……えっ!?」
ナギの発言に馬は眼を剥いて驚いた。
それはそうである、彼の言う通りにしたら今日まで頑張って来た努力が全て無駄になってしまう。
ナギ「フリーダンスの間も俺といるんだ、良いな?」
馬「えぇ〜…で、でもナギさん、」
ナギ「絶対だ。」
馬に有無をも言わせない勢いでナギは差し迫って来る。
その命令にどう答えるべきか、馬が考えあぐねていると、
シン「ナギ、それは無理な話だ。」
2人の様子を密かに窺っていたシンが、見兼ねて間に入ってきた。
ナギ「……こいつに貴族の男達の相手をさせるのは荷が重過ぎるだろ。」
シン「フン、過保護だな。
なら船に残しておくのか?
そんなことしたら今日までしてきた馬の努力が無駄になるぞ。」
ナギ「……努力とかの問題じゃねぇよ、悪い男に引っ掛かりそうだから言ってるんだ。
こんなアホ丸出しで世間知らずの女なんて格好のカモじゃねぇか。」
馬『ナギさん…私の事を心配してくれるのはありがたいけど、凄く失礼な事を言ってる気が…』
静かに言い合う2人を前にして、馬は脳内でツッコミを入れていた。