『スキ!』ボタンお礼ストーリー
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お礼ミニストーリー『9月編』
……………………………
爺「おネェちゃん、悪いなぁ〜。」
馬「いいえ〜、私もそこに行きたかったから大丈夫っすよ〜。」
シン『またアイツは何をやってるんだ?』
とある島に上陸して2日目、シリウス海賊団の居候兼メイド係の馬が、島民の杖をついた高齢者の付き添いをしている姿をシンは遠目に目撃した。
馬は老爺の大きな荷物を代わりに持ってあげているのだが、小柄な彼女が持っていると非常に重苦しそうに見えて来る。
シン「………チッ。」
シンは忌々しそうに舌打ちをしてから、その場から移動した。
爺「いや〜、おニィちゃんもすまんな〜。
外国の人って親切なんだな〜。」
馬「シンさん、私が持ちますって!」
シン「……………」
目撃したのが運の尽き、見て見ぬふりが出来なかったシンが馬に代わって老爺の荷物を背負って歩いている。
馬「おーい、シンさんってば〜、」
シン「うるさい。
それよりこんな重い荷物、何処まで運べば良いんだ?」
男性のシンでも非常に重く感じる荷物を、よく馬やこの杖をついた老爺が持てたものだ、とシンは密かに感心していた。
爺「もうすぐ見えるからな〜、公園〜。」
馬「もうすぐだそうです!」
シン「お前…公園に何の用があるんだ?」
冒頭の老爺と馬の会話の中の、『私もそこに行きたかったから』という発言を覚えているシンは理由を尋ねた。
馬「あ、はい!宿泊費を浮かすために公園で野宿しようと思ってまして。」
シン「…………」
コイツがアホな事を決断するまでに声を掛けて良かった、とシンは考えている。
……………………………
爺「ほら公園着いたぞ〜、ありがとなぁ!」
馬「そしたら荷物を置きますね!
シンさん手伝います!」
馬はシンの背後に回り、彼の背負う荷物を支えた。
シン「……………」
シンが無言で荷物を降ろすと、
馬「おっととっ!!」
ドスンッ!!
かなりの重量のある荷物だったので、細腕の馬は支えきれずに勢いよく荷物を地面へと置いてしまった。
爺「大丈夫か〜?」
馬「すみません、手荒く扱っちゃって……」
爺「重いからな〜、しゃ〜ないしゃ〜ない。」
シン「一体何が入ってるんだ?」
普段は現地民にあまり興味を示さないシンでも、自分が背負うはめになった重過ぎる荷物の内容が気になっている。
爺「これはなぁ、」
老爺が説明しようとしたその時、
爺2「お〜い、スミスさんや〜!」
爺3「お、来たね!スミスさん!!」
婆「スミスさーん、待ってたよ〜。」
爺さん2号3号と婆さん1号がどこからともなくやって来た。
そして、シン達が手助けした爺さん1号の名前はスミスというらしい。
スミス「お〜、ブラウンさんとジョーンズさんとミラーさん。」
爺2がブラウンで、爺3がジョーンズ、婆1がミラーという名前もここで判明する(※彼らの名前は覚えなくても特に影響は無い)。
スミス「おネェちゃん、おニィちゃん、わしらは鉄輪投げ同好会なもんでな。
そのカバンの中身は輪投げセットなんじゃ〜。」
シン『鉄…輪投げ?』
爺2「そうかぁ、若いあんちゃん達が運ぶの手伝ってくれたんか。ありがとな。」
爺3「おい、用意すってぇ!」
婆1「はいはい、こっち持つよ〜!!」
ドスンッドスンッ!!という重々しい音を響かせながら、高齢者集団は手際良く鉄輪投げの準備をしていく。
そして……
ドスンッ!!
爺10「4点〜!!」
婆4「暫定1位〜!!」
気が付けば爺婆が大量に増えて行き、広い公園では大掛かりな鉄輪投げ大会が開催されていた。
馬「うわぁ、凄い。
あんな腰の曲がったお婆さんまで投げてる〜!」
高齢者軍団に公園を占拠されているので、シン達若人は片隅にあるベンチへと追いやられていた。
シン「オレの知ってる爺婆達はあんなに元気じゃないぞ。」
シンは信じられないような目付きで鉄輪投げ大会の様子を眺めている。
鉄輪投げで投げる鉄輪も、ダンベルの如く重かった。
それなのにあそこに居る高齢者達は軽々とそれを投げている……
馬「えっと…この島には『敬老の日』っていう記念日があるくらい、お年寄りを敬うみたいですね。」
馬は島のガイドブックを確認しながら話している。
馬「だからここのお年寄りはみ〜んな元気なんですよ♪」
そう結論付けた彼女に対し、
シン「記念日があるだけであれだけ元気になられたら困る。」
若者の立場が無くなってしまうではないか。
シン「………チッ、」
普段重い物を持つことの無いシンは違和感を感じる肩を軽く回しながら立ち上がった。
シン「もう行くぞ。」
爺11「おおおお〜〜!!逆転だ!!」
すぐ隣で爺さんズの歓声が上がる。
馬「はい、シンさん、ありがとうございました。」
シン「お前もな。」
馬「え!?私はここで野宿、」
シン「命令だ、来い。」
馬「ひ、ひぇぇぇ〜。」
ご主人様に命令されると断る事が出来ない。
馬も渋々立ち上がった。
婆9「まだまだ腕は衰えちゃいないね〜。」
爺16「アンタもな〜!」
シン達が居なくなった公園では、高齢者達の楽しそうな声で活気に満ち溢れているのだった。
(終)