モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その1)
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バシャッ!バシャッ!
馬「ギャー!こんなオカメ顔を後世に残すような真似はやめてください!!」
馬はカメラに向かって手をかざし、写真に撮られまいと必死に抵抗していた。
後々ソウシの笑いのネタになるのだろう、何としてでも阻止したい。
シン「オカメ顔…?」
ここに来てシンが初めて聞く単語に反応し、瞬時にソウシの方を見た。
ソウシ「フィルム無くなっちゃった……ん?」
カメラから顔を上げたソウシと目が合ったシンは、
シン「オカメ顔ってどういう意味ですか、ドクター?」
という質問を投げ掛けた。
言葉のニュアンスからしてヤマト語だと踏んだシンは、ヤマトマニアのソウシに尋ねたのだ。
ソウシ『うっ!シンが私に答えを求めているけど、オカメ顔なんて私も初めて聞いたな。
ヤマトの言葉なんだろうけど……あぁ、知らないなんて言えない……胴着まで着てヤマト好きをアピールしてるのに、知らないなんて…』
苦悩したソウシはとりあえず、
ソウシ「オカメ顔はオカメ顔だよ♪
馬ちゃん、君は嫌がっているけどとっても可愛いオカメ顔なんだからもっと自信を持って良いんだよ♪」
と、それらしく答えておいた。
馬『ついにソウシさん公認のオカメ顔になってしまった…』
化粧師本人からもオカメ顔のお墨付きをもらってしまった馬はショックを受けつつも、
馬「わかりましたから、カメラは止めてくださいね。」
なんとか事態を収束させた。
ソウシ「あ、ごめんね。
最後にちゃちゃっと髪の毛を結って飾りを付けようか。」
馬「は〜い。」
ソウシ『危なかった……オトメとオカメは似てるし、きっと似たような意味なんだろう、うん。』
窮地を乗り越えてホッと胸を撫で下ろすソウシと、
馬『トホホ…オカメ顔は確定か……早く鏡を見に行こう(笑)』
ションボリと肩を落としていたが、すぐに気持ちを切り替えて面白く感じ始める馬だった。
ソウシ「よし、髪も完成!」
馬の髪は肩までの長さしかないのでアップにすることはできないが、サイドの髪を綺麗に編み込み、その上から人魚島で得た大きめの髪飾りを付けると舞踏会に相応しい見映えになった。
シン「…………」
ナギ「…………」
完成した馬のパーフェクトドレスアップ姿を見て、やはりシャイボーイ達は無言になってしまった。
少し間を置いてからシンが口を開く。
シン「………フン、見た目はどうであれ、」
この否定的な言葉から入る辺り、彼のツンデレレベルは相当なものだ。
馬『そりゃあソウシさん公認の面白い顔をしていたらシンさんもそう言いたくなるだろうなぁ…』
馬は天の邪鬼なシンの言葉を素直に受け取っている。
シン「ダンスはしっかりと最後まで踊りきる事!良いな?」
馬「押守!」
シン「舞踏会の手順は覚えているな?」
馬「押守! 出来るだけ壁の花に徹して、」
シン「違う!最後のフリーダンス以外はオレ達シリウスメンバーと踊る、だ。
誰と踊るか、順番は忘れてないよな?」
馬「え、えーと、ソウシさん、シンさん、船長、ナギさんの順番ですよね?」
シン「そうだ。
因みに、オレはお前との『ベストカップル賞』を狙っている。
ベストカップル賞を勝ち取った2人には決して少なくはない金一封が出るそうだ。
だからオレとペアの時は絶っっっっっっっ対にステップを間違えるなよ!
間違えたらどうなるか……覚悟しておけ。」
ダンスについて説明している内に、本来の調子を取り戻したシンは見事なサディストっぷりを発揮している。
馬「ひ、ひぃぃ…あなた様に角が見えますよ…」
シン「返事は!?」
馬「押守!!」
2人の会話は、まるでトップアスリートと専属鬼コーチのような会話である。