モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その1)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ソウシ「よし、完璧な仕上がりだ!」
自分が思う通りの化粧を施せたソウシは馬の顔を眺めて、満足げに頷いた。
そして彼女の顔に目を向けたまま、
ソウシ「おーい、ナギ!」
と、ナギに声を掛けた。
ナギ「……何ですか。」
部屋の片隅でシンと話し込んでいたナギはまだ馬のafter姿を見ていない。
ソウシ「馬ちゃんが可愛過ぎるから抱き締めちゃっても良いかな?」
ナギ「は!?」
シン「はぁ?」
馬「えふんっ!?」
ソウシの発言を聞いた3人は各々の驚きの声を上げる。
ソウシ「やっぱりダメかな?それなら頬擦りを、」
ナギ・馬「何言ってるんですか!」
2人の声が重なり、動いたタイミングも同時だった。
馬はのけ反ってソウシから離れ、ナギの方はソウシと馬の間に割って入っていった。
馬「あ、さっきぶりのナギさんの腕〜!」
馬は反らせていた身体を元の位置に戻し、目の前にあるナギの腕にしがみついた。
ナギ「……っ、」
一方の腕に急に体重が掛けられたものだから、ナギは身体のバランスを崩しかけた。
しかし、難なく体勢を立て直した後は転倒の元凶となりかけた馬を注意しようと見下ろした。
ナギ「急に引っ付く…………」
馬の顔を見たナギはフリーズしてしまう。
ナギ「……………」
久方ぶりに直視した馬の顔が愛くるし過ぎたのだ。
馬「くぅ〜、ナギさんの腕~♪」
ナギの腕に頬擦りをする動きやセリフは残念だったけれども。
馬「あれっ……?な、ナギさん!?
ちょっとソウシさん!ナギさんが固まったんですけど、もしかして本当にオカメ化粧にしたんですか?」
シン「どうした?」
急停止したナギと、いきなり騒ぎだした馬の様子に、何事かとシンが近付く。
そして、馬の顔を覗き込むと……
シン「…………」
こちらも固まってしまった。
馬「え、シンさんまで絶句!? ソウシさん、私をどんなメデューサ仕立てにしたんですか!?」
シンの反応を見た馬はオロオロとしながらソウシに説明を求めた。
しかし、
ソウシ「フフ、最高だよ、馬ちゃん……軽く1枚いっとこうか!」
と、ソウシは興奮しながらガサガサとカメラを取り出す始末。
馬『だ、ダメだこのソウシさん……本気なのかふざけてるのか分からない!!』
てんで頼りにならないソウシに嘆き、どうする事も出来ない馬は再びナギの顔を見た。
だが、
ナギ「………////」
ナギはフイッと顔を逸らしてしまった。
その顔色は少しばかり赤いように感じられる。
馬『ナギさんのこの反応……もしかして笑いを堪えているのでは!?
私の顔は本当にオカメ顔にされたのだろうか…』
こうして、彼女の中でとんでもない誤解が生まれてしまった。