馬「しばしお待ちを……よいしょぉっっ!!」
馬は、リュウガとソウシも座って話せるようにと、床にナギの就寝用のマットレスを気合と根性で敷いた。
馬「ささ、お2人さん、どうぞ寛いでください。
眠たくなったらそのまま寝ちゃって構いませんよ。」
リュウガ「おう、じゃあ遠慮なく。」
リュウガは地べたにマットレス、その上に直接座る…というヤマトスタイルの寛ぎ方であったにも関わらず、全く気にせずにドカッと腰を下ろした。
ソウシ「フフフ、同じ船内でも今日は学生旅行みたいで楽しいね。」
ソウシも畏まってマットの上に座った。
リュウガはマットを軽く叩いてみて、
リュウガ「これ、もしかしなくともナギが寝てるマットだよな?
地面に敷いてもフカフカで良いじゃねぇか。」
と、マットレスの使用感についての感想を述べた。
ソウシ「本当、マット1つとっても抜かりないっていうところが流石ナギって感じだね。」
ソウシもニコニコとしながらマットレスについて絶賛する。
馬「うんうん!ナギさんは真面目な完璧主義者ですからね、的確に心地好いマットを自分で選んでます。
……私のファラオの寝袋とか眼中に無いんですよ。」
少しだけ寂しそうに語る
馬だったが、その言葉にリュウガが反応した。
リュウガ「ファラオの寝袋!?何だよそれ(笑)!」
初めて聞く得体のしれない名称に思わず食い付いた彼は、実は
馬側の人間なのかもしれない。
リュウガ「ぎゃはははは(笑)!!何だよ、それ!!(笑)」
リュウガは初めて目にするド派手な金の寝袋を見て笑い転げている。
※恒例の参考画像
馬「良いでしょう?でもナギさんに使うなって禁止されてるんです。」
リュウガ「確かに夜中そんなのが部屋に転がってたら怖ぇよ……ぶふっ(笑)」
彼の笑いは未だ引かず。
ソウシ「えー、寝袋も禁止されてるの?ナギはちょっと厳し過ぎるね。」
馬「厳しいけどナギさんの言い分は理にかなっているから文句は言えません…」
リュウガ「あいつは真面目だからな………よっと。」
馬の言葉に相槌を打ちつつ、リュウガはガサゴソと寝袋を弄り始めた。
馬「えっ…!!
ちょっと船長、何してるんですか……(笑)?」
ソウシ「まさか?……まさかの…?」
馬とソウシは期待に満ち溢れた眼差しでリュウガの行動を見守っている。
そして……
馬・ソウシ「着ちゃった〜〜(笑)!!」
期待通りの事を完遂してくれたリュウガを見て2人は爆笑した。
リュウガ「おいっ!顔の部分のチャックを閉めてくれ(笑)!!」
ソウシ「わかりました(笑)!」
ジィィィ……
ソウシは命じられたままに寝袋のジッパーを閉めていく。
馬「ひぃっっ(笑)船長、笑い過ぎてお腹痛い(笑)!!
船長が段々ファラオになってく〜っっ(笑)!!」
リュウガの顔が次第にファラオの顔へと変貌していった。
ソウシ「アハハハハ(笑)せ、船長良いですね(笑)
いつも以上にゴージャスですよ(笑)」
リュウガ「ソウシー、やっぱり開けてくれー!!
これじゃあ息が出来なくてリアルミイラになっちまう(笑)!!」
リュウガのこの一言で
馬とソウシの腹筋はトドメを刺されてしまった。