イディ島~ドキドキプロポーズ大作戦~(その後)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ナギ「………ねぇよ。」
馬「へ?」
唐突に呟かれたナギの言葉に虚をつかれた馬は、謝罪のために下げていた頭を上げた。
ナギ「………仕事。」
馬「と、いう事はっ!本日の作業はこれで終了ですか!
よし、ソウシさんとこ行ってき、」
ナギ「ちょっと待て。」
馬の口から例の要注意人物の名前が出たので、ナギは思わず呼び止めた。
馬「何ですか?」
ナギ「もう後は寝るだけだろ……何でドクターのとこに行く必要があるんだ?」
先程のプロポーズと承諾、そして9人の子作り発言のせいでナギは非常に不愉快な気分になっていた。
彼は馬をソウシの元に行かせたくなくて呼び止めたのだ。
馬「あぁ、『エースナンバーワン!』の続きを借りに行こうと思いまして。」
ナギ「……あ?」
しかし、彼女から返ってきた答えは予想外のものだった。
馬「『エースナンバーワン!』はソウシさんが持っているスポーツ小説のタイトルです。
この前2冊ほど借りたんですが続きが気になっちゃって!」
ナギ「…………」
馬「おやおや?ナギさんも気になるって顔をしてますね?
じゃあ少しだけあらすじを教えてしんぜましょう!」
ナギ「…………」
ナギの返事を待たずして、馬の『エースナンバーワン!』語りが始まってしまった。
馬「真面目な女学生の主人公が庭球界で活躍するお話なんですが、ソウシさんがダンスに対する気持ちの在り方をこの本から学べって貸してくれたんです!」
馬が鼻息荒く語る本の内容はこうである。
女学生のヨシコが憧れの先輩バタフライ婦人や、厳しくも熱いムネカタコーチに叱咤激励を受けながら成長していくというスポ魂小説である。
馬「私は、ヨシコが試練に直面する度に必殺技を編み出すくだりが好きなのですが、ソウシさんは彼女とムネカタコーチとの間に芽生えるほんのりとした恋心が堪らないって言ってましたね。」
ナギ「………恋心?なんでスポーツ小説でそんな感情が出てくんだよ。」
ナギは思ったままの感想を伝えた。
馬「お!ナギさんも私寄りの読み方をしそうですね。
とにかく、ソウシさんはムネカタコーチが好きらしくて、ここ最近のダンスレッスンでは私がヨシコ役でソウシさんがコーチになりきって遊んで……じゃなかった、練習してます。」
ナギ「…………なりきる?」
馬「ナギさんがシャハイ島でボール投げを教えてくれた感じに似てますよ♪
私が『コーチもう立てません』って言うと、ソウシさんが『立て!!』と厳しく罵ってくれます。
そして私がフラフラ立ち上がると、『よくやった!!次は世界大会だ!』って、ソウシコーチが私の肩を抱きながら空を指差すんです(笑)」
ナギ「…………」
ナギの眉間に皺が寄る。
馬「まさに飴とムチですよね。
シンさんはそんな私達を凄く鬱陶しそうに眺めてます……って、あれ?ナギさんの素敵なお顔がすんごく怖くなってますよ?」
ナギ「……………」
ナギの中で『肩を抱く』という言葉に引っ掛かっており、彼にとっては距離が近過ぎる行為らしい。