月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(その後)
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シンが蛇まみれになってしまった経緯はこうだ。
馬「あ、シンさん!笛吹きタイプの蛇使いがいますよ!」
路上にいる蛇使いの存在に気付き、興味を掻き立てられた馬はシンの返事も待たずに勝手に観に行ってしまった。
シン「勝手に行動するな!」
やれやれと、呆れながらシンも蛇使いの元まで行く。
馬「おじさん、早く蛇出してください、蛇!」
蛇使い「はいはい、お客サン。
蛇、たくさん出すから見物料ネ、見物料!」
観光客の扱いに慣れているであろう蛇使いは馬の要望通りにすぐに笛に口を付けた。
そして、
ブーヒョロロー♪
笛から独特な音色が聞こえると、すぐに籠の中から蛇の頭が見えてきた。
馬「おぉー!」
ニョロニョロと体をくねらせながら1匹の蛇が出てきたのだが……籠の外に出た蛇は、急に馬を目掛けて飛び掛かってきた。
馬「うぎゃぁっっ!」
シン「馬っ!」
隣で観ていたシンは馬を庇おうとして咄嗟に蛇の前に腕を伸ばす。
蛇使い「あ、こら!2号も!!」
さらに、蛇使いの命令を無視した蛇が1匹、籠から出てきたと思えば、こちらもすぐに馬を目掛けて飛び掛かってきた。
馬「うへぇっ!」
シン「…っ!!」
シンは既に蛇に巻き付かれている腕を駆使して2匹目の蛇の攻撃も阻止した。
蛇使い「あっ!3号まで!」
ガシャンッ!!
3匹目の蛇が飛び出ようとした時、今度は籠ごと倒れてしまい、残っていた控えの蛇達も馬目掛けて一斉に飛び掛かろうとした。
だが、立ちはだかるシンが鉄壁の守りを見せてくれたおかげで、馬には蛇達の攻撃が一切当たらずに済んだ。
馬「し、シンさんが蛇人間に!!」
しかし、結果的にシンの方が蛇まみれになってしまったのだった。
ソウシ「うーん、蛇はあんまり得意じゃないんだよね……」
ソウシは困った顔をしながらも、確実に蛇をシンから外していく。
馬「シンさんもソウシさんもありがとうございます……私が蛇を見たいと言ったばかりに、ヨヨヨ……」
と、嘆きつつ、馬も小さめの蛇をシンから外して蛇使いに返していく。
蛇使いが言うにはこれらの蛇達の毒は抜かれているらしく、馬達が素手で触っても平気らしい。
シン「全くだ。それよりも、お前の危険予知能力はどうした?
こういう時に使えないなんて能力とは言えないぞ。」
馬「いや、それが全然ピンと来なくって…グスングスン。」
馬は大袈裟に哀しみを表現している。
ソウシ「はい、これで全部。」
ソウシは最後の1匹を蛇使いに渡した。
蛇使い「ゴメンネ、お客サン。
おっかしいなぁ、この蛇達は普段めちゃくちゃ大人しいネ。
もしかしてお客サンらは香水とか匂いのするものを付けてる?」
馬「いや、私は、」
シン「あぁ、少し甘めの香りを少々。」
シンは馬の言葉を遮り、意図して蛇使いの話に合わせた。
蛇使い「あ、そう!それなら納得ネ。
イディ島に無い匂いに蛇達は興奮しただけネ。
攻撃したんじゃなく、じゃれついたのと同じ。」
馬「じゃれつくなんて猫みたいですね(笑)」
ソウシ「私も聞いたことあるな。
蛇って視覚と聴覚はあまり発達してないんだけど、その分嗅覚は鋭いんだったかな。」
蛇使い「そうそう!」
シン「…………」
蛇使いとの会話から、馬のフェロモン体質は虫の他にも蛇も寄せ付けやすい事が判明した。
山道で馬と行動する事は絶対に避けるべきだ、と、シンは密かに考えていた。