月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(その後)
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シリウス号から引き返してきた輸送象には馬とガイドしか乗っていないはずなのに、どういうわけかシンが降りてきた。
ナギ「………お前がそれに乗るなんて意外だな。」
思ってもみない人物が象から颯爽と降りてきたので、ナギは少し驚いていた。
シン「うるさい!そもそもこれはお前の役目だろう。」
鋭い目付きでナギを睨むシンは、現在もお怒りモードのようである。
ナギ「……俺はそんな目立つ乗り物には乗りたくねぇよ。」
シン「そういう問題じゃない、馬を1人にするなって言ってるんだ!」
そう、シンは意外と仲間想いで過保護なドS航海士なのだ。
誰よりも馬が人拐いに拐われる事を懸念して、象の搭乗まで一緒にしてくれたのだ。
馬「どうかしました、シンさん?
あらまっ、そこにいらっしゃるのは未来の旦那様ナギさんじゃないですか♪…って、この箱群が次の運搬荷物ですね?」
シンとナギの揉め事の原因である馬なのに、彼女は我関せずとばかりに2人の間に割って入り、中央に置かれていた荷物を抱えた。
馬「よ〜し、コイツらも気合い入れて運びますよ!
シンさんまた一緒にジャスミンちゃんに乗ってくださいね!」
そう言うと、馬はシンの背中をぐいぐいと押して再びジャスミンの元まで強引に連れていってしまった。
シン「おい!!次はナギと乗れ!!」
馬「何言ってるんですか、ナギさんはまだ買い物が残ってるんです!
ささ、ガイドさん。また彼と乗りますね!
それとあの箱も乗せたいのでよろしくお願いします。」
ガイド「了解ネ。ところで片目のニイちゃんとおネエちゃんは夫婦か?」
馬「そう見えますか?この人は素敵なドSご主人様なんですよ♪」
シン「……フン。」
ガイド「お似合いジャン!ジャスミンはよくハネムーン夫婦を乗せるネ。」
ナギ「……………」
馬達のやり取りが聞こえてきて何とも言えない気分になったが、それでも象に乗る事だけは避けたいナギだった。
……………………………
馬「運搬作業は全て終了~!」
シン「………はぁ。」
馬「あらあら、溜め息まで吐いちゃって…シンさんお疲れ様でした。
港から市場までは荷物が無いので一緒に歩いて戻りましょう!
フフフ、私、競歩には自身があるので是非とも競いあいましょうね!」
シン「…………」
馬「それでは、私はジャスミンちゃんのレンタル代を払ってきますので、シンさんはここで待っててくださいね!」
シン「ちょっと待て!」
シンは走り出そうとする馬の肩を掴んで引き止めた。
馬「どうしました?帰りは競歩よりマラソンの方が良かったですか?
うーん、私、走り方が変だって梅さんに言われたことが、」
シン「違う! それと、競歩だのマラソンだの、オレはそういうのは大嫌いだ。
絶対にしないからな。」
馬「うひゃっ!が、眼光が鋭いですよシンさん…」
シン「象代はオレが払う。」
シンは自分の財布をコートの内ポケットから取り出すと、中から金貨を1枚出して馬に渡そうとした。
馬「何ですか、この大金は!?
いやいや、私が借りてきたから私が払いますよ。
寧ろシンさんには付き添ってもらったから、付き添い賃を払わないと…」
そう言う馬もいそいそと財布を取り出して、中身を探り始める。
シン「オレも象に乗ったからな、不慮の出来事とは言え代金が発生して当然だ。
それに女に支払わせるなんてオレのプライドが許さない。」
馬「か、カッコイイ…」
クールに紳士な発言をするナイスガイなシンに、馬は感動を覚えていた。
その間にシンはガイドの元に行き、象のレンタル代を実にスマートに払ってしまった。