月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(その後)
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……………………………
シン「……!?」
普段から顔色を変えず、冷静沈着な性格の持ち主であるシンが目を丸くして驚いていた。
それもそのはず、前方からやって来た巨大象の背中によく知る人物が乗っていたからだ。
馬「あ、ガイドさん!知り合いがいるのでジャスミンちゃんを座らせてもらっても良いですか?」
ガイド「あいヨー。」
象が地面に座ると、馬がゆっくりと地上に降りてきた。
馬「ふぅ、結構な高さがあるので降りるのにも一苦労ですよ…っと。
へい、鬼コーチ!ジャスミンちゃんに乗ってかな~い?」
馬はナンパ男風の口調でシンに声を掛けた。
しかし、
シン「アホ!こんなのに乗って目立ち過ぎだってわからんのか!?」
シンの第一声は先程のナギのセリフとほぼ同じだった。
馬「ぐぅっ!ここにもノリの悪い人間が1人いる…」
シン「ノリとかそんなのはどうでも良い。
ところで、お前1人だけで乗ってるのか?」
馬「はい!ナギさんは今買い物中で、その間に私が運搬作業に徹しております。
…ん?シンさん、かなり顔を顰めてますね?
美しいお顔が残念な事になってますよ、プププ(笑)」
シン「残念なのはお前の防犯意識だっっ!!
あれほど女一人で行動するなって言っただろ!!
ったくナギの奴も何考えてるんだ!?」
シンは怒りを爆発させながらも呆れるという器用な感情表現をしている。
馬「ヒャァ!憤怒の航海士様だっっ!
何考えてるって、ナギさんの考える事って大体献立とか食べ物関連だと思いますが、」
シン「そういう考えを言ってるんじゃないっ!!」
馬「ぎゃっっ、な、な、何かスミマセンっっ!!」
イディ島は女性の接客業が出来ない分、裏社会の人間達が女性を拐い、そういった稼業で働かせるという。
拐われる女性は島民だけではなく女性観光客も対象に含まれているらしく、その事をシンは心配しているのだが……
シン「……チッ、仕方ない、オレが船まで付き合う。」
馬「え!良いんですか?」
この場にいないナギに代わってシンが同行することになった。
……………………………
ソウシ『まだ気分はすぐれないけど部屋にこもりっぱなしも嫌だしな……よし、私も買い出しに行こう。』
折角内地にいるのに、二日酔いに負けてずっと同じ部屋に閉じこもっているのはソウシにとって不本意な事らしい。
馬達に言付けはしたものの、医療資格の必要な薬品関連は自分にしか買えないので、ソウシはそれらを買いにいくことに決めた。
……………………………
珍しい薬草が売られてないかと市場まで出て来たソウシは、薬草の代わりに珍しい光景を目撃してしまう。
ソウシ「えぇー!! シンー、どうしたのー!?
君がそんなに観光を楽しむなんて珍しいねー(笑)!!」
ソウシは高い所にいる人物に声を掛けるため、大声で叫んだ。
馬「あ、ソウシさーん!!」
シン「ドクター!!笑ってないでオレと代わってください!!」
巨象の背中からシンも声を大にして叫ぶ。
彼が大声で叫ぶ様子も非常に珍しい光景だ。
ソウシ「いやいや(笑)シンー、後で感想聞かせてー(笑)!!
馬ちゃん、気を付けてねー!!」
馬「はーい!!」
シン「ちょっとドクター、こいつのお守りを、」
馬「ガイドさん、行ってください♪」
ガイド「了解ネ。」
嫌がるシンを乗せたまま、象のジャスミンはノシノシと去っていった。
ソウシ「シン(笑)……何であんなことになったんだろ(笑)」
笑い過ぎたソウシは軽く涙を拭い、象と馬達の後ろ姿を見送った。