月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(前編)
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ソウシ「『超セレブ』のルールは知ってる?やったことあるかな?」
ソウシはトランプを切りながら、今からやろうとしているカードゲームの知見を2人に確認する。
馬「懐かしい!ヤマトにいた頃よくやってました。」
馬は知っているようだが、
ナギ「……トランプはポーカー位しか知らねぇ…」
ナギの方は知らなかったらしく、首を横に振っている。
ソウシ「簡単だから1度やってみようか。」
カード分配中……
馬「良いですか、ナギさん。
3が1番弱い数字で3、4、5、6……J、Q、K、Aの順で強くなっていきます。」
ナギ「2はどうした?」
ソウシ「まさかの2が数字の中で1番強いんだ。
そして、その2を上回るカードはジョーカーで、いつでも最強のカードだね。」
馬「フフン♪ジョーカーは誰が持ってるんでしょうね~♪」
ご機嫌な馬は、非常に嬉しそうにしながら分配されたカードを眺めているのだが、
ナギ『……アイツがジョーカー持ってるな。』
ソウシ『馬ちゃん、ジョーカーがあるんだろうな。』
その分かり易すぎる態度のせいで、彼女がジョーカーを持っていると2人にバレてしまっている。
馬「初めはスペードの3を持っている人からスタートです。
その次の人が3より大きな数字を出し、また次の人が…と、順番に出していきます!
それで、最初に手持ちのカードが無くなった人が優勝、つまりは超セレブの誕生です!」
説明をしながら馬はスペードの3を出した。
次に彼女の左隣のソウシがハートの4を出した。
ソウシ「ナギ、5以上の数字を出して。
もし出せなかったらパスも出来るよ。」
ナギ「…………」
出した数字は6、 ナギがカードを出した後、すぐに馬が8のカードを出した。
馬「はい8です!8切りアリにします?」
ソウシ「そうだね、アリにしようか。」
ナギ「………8切り?」
ソウシ「8のカードが出されたら、次の人から仕切り直しでスタート出来るんだ……じゃあ、はい!」
ソウシはハートの3とダイヤの3を出した。
ナギ「……これは同じ数字のカードを2枚出したら良いのか?」
馬「はい、4以上の同じ数字2枚を出してくださいね!」
ナギ「…………」
ナギはスペードとクローバーのAのカード2枚を出した。
馬「ギャッッ!太っ腹!!うぅ……パスで……」
ソウシ「私もパス。」
ナギ「……新しいの出して良いのか?」
馬「はい、誰も出せないので、ナギさんから再スタートです。」
ナギ「……2枚がアリなら3枚もいけるよな?」
ナギは7のカードを一気に3枚出した。
馬「なんてテクニシャン!!うぅ……とっておきたかったのに…」
馬は2のカードを3枚出した。
ソウシ「あー、流石に無いなぁ、パス。」
ナギ「………パス。」
馬「切り札を全部使っちゃいました…新しいの出しますね。」
馬は手持ちの札を選んでいる。
そして、
馬「『革命』です!!」
意気揚々と叫びながらKのカード3枚とジョーカー1枚、合わせて4枚を出した。
ナギ「……ジョーカーってこんな使い方出来るのか。」
馬「何にでもなれちゃうスーパーカードですよ!」
ナギ「……それと、革命って?」
ソウシ「『革命』は、見ての通り4枚のカードで引き起こされるミラクルの事だよ。」
ソウシはゴクリと唾を飲み込みながら説明をする。
ソウシ「驚くなかれっっ……数字の強さが逆転しちゃうんだ!!」
ナギ「……へぇ。」
大袈裟に言うソウシとは対照的に、ナギの反応はとても淡泊だった。
ソウシ「もう、ナギはつれないなぁ……あ、私はパスね。」
馬「ナギさん、K以下の同じ数字4枚無いですか?
あったら『革命返し』が出来ますよ。」
ナギ「……ねぇな。」
馬「じゃあ、また私から……」
こうしてナギの記念すべきファースト『超セレブ』が行われた結果……
馬「私が『超セレブ』です!」
ソウシ「2番目上がりの私が『セレブ』だね」
馬「最下位のナギさんは『下僕』ですね!あぁ、下僕のナギさんもス・テ・キ☆」
ナギ「…………」
ゲームといえども、下僕扱いにイラッとするナギは内心リベンジを誓うのだった。
カード分配中……
ソウシ「じゃあ、下僕のナギは馬ちゃんに1番強いカード、その次に強いカードの2枚渡して…逆に馬ちゃんの1番弱いカード2枚と交換するんだ。」
ナギ「……は?」
ソウシの理不尽な要求にナギは顔を顰めてしまう。
馬「それが超セレブのルールです!
下僕がセレブに良いように使われる、どこの世界も一緒ですよね♪
はい、これと交換お願いしまーす。」
馬はスペードの3とハートの4のカードをナギに押し付けた。
ナギ「……チッ、弱ぇな。」
ナギは舌打ちをしながら自身の強カードと交換した。
馬「あ!ジョーカー様、いらっしゃい♪」
相変わらず手持ちのカードを考え無しにバラしてしまう馬は、あまり賭け事には向いていないのかもしれない。
馬「スペードの3はナギさん持ってますよね、それじゃあ、」
ソウシ「ちょっと待った!」
ソウシは馬の言葉を遮り、ある提案をする。
ソウシ「ナギもルールを覚えたし、今から真剣勝負といこうか。」
馬「え?真剣…?」
ナギ「…………」
ソウシ「真剣勝負だから罰ゲームもやろう。
下僕になった人は、カードを捧げるだけじゃなくて、超セレブの命令を1つ聞くっていう。」
ナギ『……ドクターの狙いはこれか。』
馬「えぇっ!ソウシさんの命令って、なんだか嫌な予感がする……」
ソウシ「大丈夫、そんなに酷い命令はしないから♪
それに今みたいに馬ちゃんが超セレブになればナギを好きに出来、」
馬「やります!!」
馬の返事は即答だった。
ナギ「……おい。」
腹黒いソウシと能天気な馬、彼らと共に罰ゲームありきの真剣勝負をする……この嫌な単語の組み合わせを聞いて、ナギは既に先が思いやられている。
とにもかくにも、イディ島のホテルの1室で、三者三様のプライドを賭けた『超セレブ』バトルが間もなく開始される。
(後編に続く、ミニあとがきへ)
【ミニあとがき】
話の中に出てきた『超セレブ』は、こちらの世界で言う『大富豪』や『大貧民』の事ですね。
今回は初心者ナギさんのために簡単なルールで進めております。
後編は、 頭脳戦のソウシさんと技のナギさん、そしてラッキーガール主人公の三つ巴バトルを展開していきます。
また更新を気長にお待ちいただけると幸いです。
馬ときどき魔王 管理人より。(※と、当時の管理人が申しておりました!)