月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(前編)
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……………………………
ソウシ「ぜっっっったいに、これ!!」
馬「こ、こんなにフリルが付いてるの、私みたいな地味な人間が穿いてたら痛いですよ。
うへー、このフワッフワのリボンがさらに痛々しいや……」
ソウシ「ダメだよ、馬ちゃん!! 黒髪ストレートで色白の君が穿くべきなのは絶対にこれだから!!」
ここはイディ島の女性用下着専門店である。
最近は恋人の下着を選ぶために来店するカップルも多く、男性のソウシが店内にいてもそれほど目立ってはいない。
馬はソウシに促されるまま、舞踏会用の下着や、特別な日に着用するための(ソウシ曰く)勝負下着とやらを選んでいるのだが……
馬「黒無地の下着で良いですよ、汚れも目立たないし。」
ソウシ「馬ちゃんは男心をわかってない……」
残念そうにソウシは呟いた。
ソウシ「ナギみたいな肉食系男子は清楚な白系下着を穿く女の子を好むんだよ。」
馬「えっ?」
ソウシ「真っ白な女の子を自分色に染めたいっていう願望が好みのパンツに反映してるんだ。」
ここだけの話と言わんばかりに、ソウシは声を潜めて説明する。
馬「そ、そうなんですか?」
ソウシ「うん、ウェディングドレスが真っ白なのも同じ理由。
いわば白レースのパンツはプチウェディングドレスみたいなものだね。」
馬「なるほど……」
ソウシの発言は全くの出鱈目である。
しかし、先刻ナギを言い含めた威圧感と話術を持ってすると、単純な馬を洗脳することは実に容易かった。
馬「わかりました、このフリフリパンツに挑戦してみます!!」
ソウシ「よく言った!! 素晴らしいよ馬ちゃん。
そんな素晴らしい君にもう1つお勧めのパンツがあるんだ。」
馬「はい?」
ソウシから差し出されたのはサイドが紐になっている、所謂『紐パン』だった。
馬「ギャッッ、大胆!!!」
布面積の少ない紐パンの登場に馬は仰天するが、再びソウシの説得が続けられた。
……………………………
ソウシ「まだ時間があるし、次は何処に行く?」
馬の下着各種を買い揃えた2人は次に何を買いに行くか相談をしていた。
やはりドレス関連の店に行こうと決めた矢先、馬の視界にある店が入ってきた。
馬「あ!ソウシさん、あそこのお店に行きたいです!」
ソウシ「あのお店は……宝飾店だよ?」
宝石などには興味を示さない馬のお願いに、ソウシは少し戸惑っている。
馬「はい!是非とも寄りたいんです。
実はこれを買い取って貰おうと思ってまして。」
ソウシ「あぁ、例の婚約指輪だね……でも良いの?」
馬「ナギさん、曰く付きの指輪は要らないって。
一応浄めたんですけどね。」
ソウシ「それなら質屋とかの方が良いんじゃない?」
馬「ここなら売ったお金でそのまま新しいのが買えるでしょう?」
ソウシ「なるほどね、よし入ろう。」
馬達が入った宝飾店は、強面店主が経営かつ製造も行っている店だった。
店内にはイディ島の伝統的な模様が刻まれたアクセサリーがズラリと並べられており、壁には『オリジナルのアクセサリー作ります』という貼り紙がされていた。
店主「おーい、お客さん!」
馬「はーい!」
店内の商品を眺めていた馬はカウンターまで足を運んだ。
店長「ちょっと調べてみたんだけどな、」
馬「はい!幾らで買い取って貰えそうですか?」
店長「……悪いが買い取れねぇな。」
馬「えっ!」
ソウシ「どうしてです?見たところ丁寧な造りだし、多分金で出来てますよね?」
店長「いや、売るのが勿体ないって話でな。」
馬・ソウシ「え?」
店主の話はこうだった。
施された模様からして古代都市が栄えていた時代の歴史的価値のある指輪に間違いないそうだが、ここの店では単に金の重さでの買い取りしか出来ない。
然るべきオークションに出したら数百、数千倍の値段で売れる…とのこと。
店主「だからな、ここで売るよりもまだ持ってる方がオススメなんだ。」
馬「そうですか…」
ソウシ「馬ちゃん、手持ちのお金で新しいの買う? もし足りなかったら私も出すよ?」
馬「ありがとうございます……」
ソウシ「それじゃあ、」
馬「でも、ナギさんへの指輪は私だけのお金で何とかするべきなので、」
馬は店主の方を向き、
馬「指輪を改造してください!!」 と頼んだ。