月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(前編)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
……………………………
馬「す、凄い……!!」
馬とナギとソウシの3人が通されたホテルの部屋は、オーシャンビューの絶景が広がるとても豪華な造りの部屋だった。
馬「うわー♪ファミリー向けの部屋なだけあって滅茶苦茶広いですね!!」
ソウシ「島で1番高級なホテルらしいからね、貴族も御用達だって。
うーん、本当、素晴らしい眺めだなぁ。」
ナギ「……いや、おかしいだろ。」
あまりの絶景に現実逃避している馬とソウシは、ナギの言葉で意識を引き戻された。
馬「ナギさん、私もどうかと思ってましたが、ここは見なかった事にして忘れましょう!」
ソウシ「えー、私は全く気にならないけどな。」
そう、窓一面の輝く海、そして豪華な部屋……の約半分以上の面積を占める巨大なベッドが異様な存在感を醸し出していた。
この部屋はとても絶景なのだが、何故かこの巨大過ぎるベッドが部屋の中央に鎮座しており、さらには、プライバシー皆無の全面ガラス張りのジャグジー付きバスルームが室内に設置されている……そんなツッコミ処が満載な部屋となっていた。
ソウシ「なんでも何処かの王族がハーレムで泊まれるように作られたベッドらしいから、私達3人が寝てもどうってことないよ♪」
ナギ「……………」
馬「ほら、ナギさん!前向きに考えましょう……例えばこの巨大ベッド、」
馬は、
バインッッ!!
と、ベッドに勢い良く飛び乗り、ジャンプを始めた。
馬「凄く……フカフカで弾力性もハナマルだし、あぁっっ、楽しい!!」
難しい顔をするナギのために、馬はベッドの機能性をアピールする予定だったが、
バインッッバインッッバインッッ……!!
馬「えっ、すっごい楽しい!?ヤバいですよ、これ!!」
いつの間にか楽しさの方が勝ってしまい、彼女はひたすらジャンプを続けている。
ナギ「………はぁ。」
ナギはそんな彼女に呆れながら、荷物を下ろした。
馬「とうっっ!!」
十分にジャンプを満喫した馬は最後に思いきり高く跳躍をし、クルンと一回転をしながらナギの横に着地した。
ナギ「……お前は猫か。」
高難易度の技を見事に成功させた馬に、思わずナギもツッコミを入れてしまう。
馬「すみません、テンション上がっちゃって……初めてやりましたが、意外と出来るもんですね!」
ナギ「…………」
エヘヘと笑う馬を見て、不覚にも可愛いと感じるナギだった。
ソウシ「馬ちゃん、今のうちに私と買い物に行こうか。」
馬「へ?でも船長がホテルでゆっくりって、」
ソウシ「とっても大事な用事があるんだ。」
ソウシはクルリとナギの方に振り返り、馬の外出許可を得ようとする。
ソウシ「ちょっと馬ちゃん用の下着を買いに行こうと思ってるんだ。」
ナギ「……は?」
ソウシ「いや、馬ちゃんが持ってるのって、黒の地味なやつばっかりだろう?」
ナギ「…………」
何故ドクターが馬の下着を把握しているのか……ナギはしっかり訝しんでいる。
ソウシ「今回の舞踏会では、ドレスだけを豪華にするんじゃなくて、見えない部分にも力を入れるべきだと私は思ってるんだ。」
ナギ「…………」
ソウシは熱く語るけれども、ナギには全くわからない理論である。
ソウシ「ナギは馬ちゃんの、女性用の下着を、プライドをかなぐり捨てて、他の女性客に後ろ指を差される覚悟で、一緒に買いに行ってあげられるのかい?」
ソウシは真剣な表情で質問をした。
ナギ「……いや、無理ですね。」
硬派のナギがそんな買い物に付き合えるわけがない……そこのところは正直に答えた。
ソウシ「ここは私に任せて欲しい。
ちゃんとナギの好きそうな可愛いパンツも買ってくるから!」
やはり真剣な顔で宣言するソウシだが、言ってることは滅茶苦茶である。
しかし、彼の厳かな雰囲気に飲まれてしまったナギは、
ナギ「…………わかりました。」
ついに頷いてしまった。
ソウシ「よし、ナギの許可が下りた!馬ちゃん、今から買い物に行こう!」
バインッバインッッ!
馬「え?あ、買い物ですね、はーい!」
男性達が自分の下着について語っているとはつゆ知らず、馬はベッドの弾力を忘れられずに再び飛び跳ねて楽しんでいた。