お留守番~2人きりの船内情事~(その後)
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リュウガ「シリウス海賊団の一員としてのスパイ活動だ、勿論やってくれるな、馬?」
馬「スパイですか!?やります!!やります!!」
華形舞踏会の参加に難色を示していた馬だが、上手く好奇心を駆り立てるような頼まれ方をリュウガにされてあっさりと了承してしまった。
ナギ「待ってください、船長。」
リュウガ「何だ?」
ナギ「馬の参加、俺は反対です。」
最後の砦として、ナギが慌てて反対をするが、リュウガの押しの強さは変わらず、舞踏会に参加する方向へと持っていかれてしまう。
それどころか、
リュウガ「ナギ、お前も参加予定だからな!
お前が影ながら馬をサポートしてやれば良いじゃねぇか!」
なんと、ナギまでも舞踏会の参加が決定しているらしい。
ナギ「……は、」
馬「おぉー、ナギさんも諜報員ですか!
一緒にスパイ活動頑張りましょうね!」
リュウガ「馬とお前の他にも、俺とソウシとシンも参加が決定しているからな!
これだけメンバーがいりゃあ何とかなるだろ、わはは!!」
シン「……はぁ。」
こちらも舞踏会の強制参加を初めて聞かされたらしく、シンは溜め息を吐いている。
ソウシ「私はあまり人前に出たくないんだけどなぁ…」
ソウシの方もあまり乗り気では無いようだ。
それでもトップであるリュウガが決めた事なので、各自舞踏会の参加を受け入れるしか無かった。
その後も話し合いは続けられ、舞踏会未経験の馬には社交ダンスの修得を義務付けられた。
よって、翌日からシンに教わるようにとのお達しが下った。
……………………………
パタンッ……
馬「ん?」
扉の開閉音が聞こえたので、馬は読書を中断して顔を上げた。
馬「あ、ナギさんお疲れっすー!」
朝食の仕込みを終えて部屋まで戻ってきたナギに一言声を掛けた後、馬は再び本に目を落とす。
ナギ「………何読んでるんだ?」
ナギは就寝の準備をしながら尋ねる。
馬「はい、シンさんからお借りした本、『初心者でもわかるダンスステップ~蝶のように舞い、蜂のように刺す~』を読んでるんです!」
ナギ「………刺すのか?」
馬「やっぱりそこ気になりますよね?
私もどのように刺すのか非常に気になっちゃって、ずっと読んでますが……いまだに刺す描写はありません。」
ナギ「…………そうか。」
馬「あ、マット敷くのお手伝いします。」
ナギ「………あぁ。」
馬は再び本を閉じ、ナギの寝具を床に敷く手伝いをする。
ナギ「……明かり消すぞ。」
馬「うーっす!」
消灯……
部屋が暗闇に包まれると、
ゴロゴロ……ドサッ!!
ナギ「……………」
ナギの夜目が効かない内から早くも馬がベッドから降りてきた(落ちてきた)。
例え見えなくても最近の彼女のお決まりの行動のため、ナギは確実に受け止める事が出来てしまう。
馬「へへへ、さすがナギの兄貴、ナイスキャッチでやんす!」
ナギ「………はぁ。」
ナギは馬のお気楽な口調に呆れて溜め息を吐きながらも彼女を隣に寝かせた。
馬「もうね、ベッドは要らないと思いますよ。」
床上に直接敷かれているマットレスにナギと馬の2人が寝ているため、元からあったナギのベッドは現在誰も使用していない状態だ。
ナギ「……じゃあ俺が寝る。」
馬「わかりました、今からそうしましょう! さぁ、ナギさんベッドで横になってください!」
馬は素早く起き上がり、ナギの腕をグイグイと引っ張り、ベッドまで誘導しようとした。
ナギ「……お前は?」
馬「はい!勿論床で寝ます。」
ナギ「………いや、お前もベッドだ。」
馬「はい!私もべッド…………って、ナギさんの頭がおかしくなりました!?」
暗がりの中でも馬が驚いた顔をしているのがわかる。
ナギ「………最初の頃、お前から一緒に寝ようとか言ってたじゃねぇか。」
馬「いやいやいやいや!その時、ナギさん心底嫌そうな顔して拒絶してたじゃないですか。
どうしたんです!?」
ナギ「………気が変わった。」
ナギはベッドに座り直し、馬の身体を抱き寄せ、
ナギ「………思ったより抱き心地の良い枕だって気付いちまった。」
立ち竦む彼女の胸元に顔を埋めながら呟いた。
馬「なるほど、ナギさんの中で私の位置は枕ですか。」
ナギ「…………あぁ。」
馬「でもな〜、枕よりも嫁が良いなぁ〜、ナギさん、思い直して旦那様になってくれません?」
馬は服のポケットから例の指輪を取り出した。
そして、ナギの左手を勝手に拝借して……
馬「ほらピッタリ!」
ナギ「……………」
ナギの左手の薬指にはシンプルな型の指輪が馬の手によって嵌められていた。
ナギ「………なぁ、」
馬「はい?」
ナギ「この指輪、どうしたんだ?」
ナギはずっと気になっていた指輪の出処を尋ねてみた。
馬「えっと、午前中にリヴラさんに案内された海中遺跡の中でそれはそれは見事な骸骨を見つけまして、」
ナギ「……………」
馬「骸骨の彼が嵌めてた指輪を回収してきたんですよ、ナギさんに似合うと思って♪」
ナギ「アホ、思いっきり曰く付きじゃねぇかっ!!」
ロマンティックな要素の欠片も無い入手経路を聞いたナギは、指輪を外して馬に投げ返した。