人魚島~2つの呪い~(その5)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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頭←魚
体←人
馬は上記の文字を書いた。
人魚姿の手では上手く枝を握れないので、地面に書かれた文字は普段の彼女の字よりも拙いものとなっている。
ナギ「……?」
ナギには書かれた言葉の意味がわからなかった。
ザリザリザリザリ…
首を傾げるナギを見て、馬は再び文字を書き足した。
ナ
ギ
さ
ん
と
私
の
こ
ど
も
!
ナギ「……………」
最終的に、
『頭←魚
体←人
ナギさんと私のこども!
こうなるかもしれませんね、半魚人!』
馬は上記の文章を書き終えた。
その顔はニヤついている。
ナギ「………アホ。」
ナギは馬の言いたい事を理解した。
魚(人魚馬)と人間(ナギ)のハーフの子どもは、顔が人間で下半身が魚ならば理想的なのだが、顔が魚で下半身が人間という魚人パターンもあり得るかもしれない……と、馬はナギに伝えているのだ。
そんな彼女の斬新かつ、アホな発想にとても呆れてしまった。
ナギ「……それにしても、人魚ってのも大変なんだな。
1発で子どもが出来て、産んだらすぐ死ぬなんてな。」
ナギは小さく呟いた。
ザリザリ……馬は枝で文字を書いていく。
『危なかったです』
文字を確認してから、ナギは馬を膝の上に乗せた。
馬「………!」
まさか『危なかった』と感じる事をまたする気なのか!?と、警戒して慌てる馬を尻目に、ナギは彼女の艶のある黒髪を撫でながら
ナギ「……さっきは悪かったな。」
と、謝罪した。
馬「……////」
謝られた事で、今のナギには『危なかった』事をする気が無いと理解した馬は警戒を解いた。
そして、間近でナギに見つめられている事に対し、顔を真っ赤に染め上げていく。
いつもの馬ならぱ、冗談を言ってこの照れ臭い雰囲気を打破するのだが、今日は話せないためにその手が通用しない。
馬「…………」
困った馬はナギの胸元に顔を押し付けた。 こうすれば顔を合わせなくて済むからだ。
馬『ナギさん、変なの。
全然目を合わせてくれなかったのに、こんな距離が近い時に限ってわざわざ合わせてくるなんて。
あ……もしかして……彼はにらめっこマニアなのかも。』
こうして馬の悪い癖が発揮され、トンデモ発想が生まれてしまうのだ。
馬『よーし、先にナギさんを笑わせる!
まずは軽く白眼を剥いて……ん?』
馬が唐突に『にらめっこ』を開催しようとした瞬間、
ギュッ……!!
ナギに強く抱き締められてしまった。
馬『ぐ、ぐぇっ!』
ナギ「…………」
じたばたともがく馬を、ナギは抱き締め続けている。
馬『こ、これは、ナギさんの発情期が再来か!?』
3度目の危機を察した馬は抵抗を強めようとした。
しかし、
ナギ「……安心しろ、早死にさせる気はねぇから。」
馬「…………」
その言葉を聞いた馬は抵抗を止め、ナギの様子を窺った。
ナギ「…………」
馬と目が合うなり、ナギは今まで見せたことのないような優しい笑みを浮かべた。
馬『ふぉーーっっ!!!////』
普段はニヒルな笑い方しかしないナギの初めて見る柔らかい笑みに、馬は何も考えられなくなるくらいに胸が高鳴った。
馬『………な、なんか胸が苦しい………酸欠?動悸?心臓発作かな?』
1人でパニックに陥る馬は、ナギには悟られまいと、彼の体に顔を埋め直した。
ナギ「………この島は2人で遭難した島に似てるな。」
馬の気持ちを知らないナギは、彼女を抱き締めながら感慨深そうに海を眺めていた。
ザ……………ザン…………… ザ…………ザ…ン……………
穏和な波の音が2人を包み込むように響いている。
(その6に続く、ミニあとがきへ)
【ミニあとがき】
次で人魚島編は最終章となります。
魔法婆様によるわかりやすい呪い解説があったりします。
何よりも主人公は人魚から人間に無事に戻る事が出来るのか?
またゆっくりと更新していくので気長にお待ちくださいm(_ _)m
馬ときどき魔王 管理人より(※と、当時の管理人が申しておりました!)