人魚島~2つの呪い~(その4)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ナギ「……お前はシリウスから出ていきたいのか?」
馬「………………………………」
かなりの間が開いてから馬は静かに頷いた。
ナギ「……俺が行くなと言ってもか?」
馬「………………………………」
馬はナギの瞳をじっと見つめている。
逆にナギの視点からは馬の美しい瞳がじんわりと潤み始めている様子が窺えた。
その間に馬はゆっくりと頷いていた。
ナギ「……何で出ていこうとする?トワが怖くなったからか?」
馬「…………」
馬はすぐに首を横に振った。
ナギ「……俺のことが嫌になったか?」
馬「…っ……!!」
この質問に対して馬は特に反応を示した。
何かを喋りたそうにしながらも、激しく首を横に振って否定している。
ナギ「……使うか?」
馬はすぐに首を縦に振り、紙とペンをナギにねだった。
ガリガリガリガリ…
『ナギさんに嫌われたと思いました』
ナギ「……………」
確かに、馬にそう思わせてしまった自覚がある。
歩み寄ろうとしていた馬をナギは容赦なく無視してしまったのだ。
続けて馬はペンを走らせる。
ガリガリガリガリ…
『私を見るのもイヤですよね?さっきも顔をそらしてたし』
ナギ「………は?」
ガリガリガリガリ…
『私がいたらナギさんがイヤな思いをするから出ていきます、本当にごめんなさい』
馬はこの文章を書き終えるや否や、
バシャッッ!!
浴槽から出ようとした馬は、腕力で自身の体を持ち上げ、ペタリと、地面に着地した。
やはり彼女の下半身は桃色の鱗に覆われた魚の半身をしている。
ナギ「ちょっ、待て!」
勢いで水から上がった後で、ほふく前進で去ろうとする馬の腰部をナギはガシッと掴み、そのまま持ち上げた。
馬『げっ!!捕獲された!?』
そして、彼女をうつ伏せの状態から普通に座らせる形にし、ナギ自身もズボンが濡れるのもいとわずに、直接地べたに腰を下ろした。
馬『あわわわわ…ナギさん、お尻が濡れちゃいますよ!』
馬は喋れない代わりにナギの衣服を引っ張って無理矢理にでも立たせようとしていた。
彼女の意図を察したナギは、
ナギ「……後で着替えるからいい。」
と、一言だけ告げた。
馬『そんなこと言われても風邪引いちゃう… カッコイイナギさんがお尻から風邪引くなんて、そんなの絶対にダメでしょ…』
流石にこの考えまではナギには伝わっていない。
しかし、オロオロとしている様子の馬を落ち着かせようと、ナギはそっと彼女の手を取っていた。
そして、
ナギ「……悪ぃ。」
不意に謝罪の意を述べた。
馬「………?」
ナギ「……お前が辛い思いをしてたのに気付いてやれなかった。」
馬「…………」
馬は戸惑っていた。
何故ナギが謝るのか……そんなことは自分の問題でナギには全く関係が無いではないか、と。
しかし、口がきけないため、すぐに否定する事が出来なかった。
ナギ「……それと、お前に冷たく当たったのも悪かった。」
馬「…………」
馬の心がズキンと痛む。
馬『あぁ…確かに、あの時拒絶されたのは堪えたなぁ。
自業自得なのはわかってるけどさ…』
その時のナギの冷たい後ろ姿を思い返すと、馬は急に涙が込み上げそうになって来た。
馬『やばっっ!泣きそうになってきた…違う事を考えよう。
ソウシさんのフンドシ…ソウシさんの赤白ハーフフンドシ、シンさんの紫フンドシ……』
ナギ「………なぁ。」
馬「………………」
黙り込んでいる馬だが、彼女が内心で考えていることはこうである。
馬『ソウシさんのハーフフンドシ、シンさんの紫フンドシ、2人合わせて、』
ナギ「結婚しないか?」
馬『フンド、結婚!!!!!?????』
頭の中でダブルフンドシ姿のソウシとシンのコンビ名を考えていた馬だったが、急に聞こえてきた『結婚』という言葉に吃驚仰天してしまった。
(その5に続く、ミニあとがきへ)
【ミニあとがき】
ソウシさんファンの皆様、誠に申し訳ございませんでしたっっ!!
この一言に尽きますね。
ここに来てナギさんからのまさかのプロポーズ……ハッキリとした恋人関係ですらなりたくなかったナギさんなのに一体どういう心境の変化があったのか!?
次回はこの続きから書いていきます。
馬ときどき魔王 管理人より(※と、当時の管理人が申しておりました!)