人魚島~2つの呪い~(その3)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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リュウガ「おいおい、ソウシ……一緒に寝たって言うけどよ、そんなのナギが許さねぇだろう?」
シン「オレもそう思いました。」
ナギ「…………」
2人のセリフを聞いていたナギの表情が少しだけ曇る。
自分達の関係を他のメンバーから話題にされる事に抵抗があるからだ。
シン「だから、ドクターと一緒に寝るに至った経緯を聞いたんです。」
リュウガ「何でだ、ソウシ?」
ソウシ「ナギに追われてるから匿ってくれと言われました。」
リュウガ「同じ理由か?」
シン「そうです、早朝からナギに追い回されるようなことを馬が仕出かして、就寝中のドクターの部屋に逃げ込んだ、と。
ドクターは馬を匿った後、再び眠くなったから彼女を抱き枕にして寝たらしいです。」
ソウシ「うん、合ってる。」
当事者もその通りだと肯定した。
リュウガ「なるほどな、まぁ…馬を抱き枕にするって簡単に想像つくな。
ところでナギ、何で馬を朝から追い回してたんだよ?」
ナギ「……………」
ナギは、馬の背中にキスマークを付けた犯人を聞き出そうとして逃げられたから、という理由は口が裂けても言えそうになかった。
リュウガ「だんまりか?」
黙るしかないナギに代わってシンが話を補足する。
シン「馬の方も絶対に言おうとしなくて…
何とか吐かせようとオレも色々言ったんですが、結果、彼女を追い詰めてしまいました。
以上です。」
シンは馬を追い詰めたという経緯を全て説明し終えた。
これらの説明を受けて、やはり気になる部分は1つだけだった。
リュウガ「ナギ、朝に何があったか言え。」
ナギ「………………」
リュウガ「船長命令だ、言え。」
ナギ「……………」
リュウガ「おい。」
やはり喋ろうとしないナギの態度にリュウガも次第に苛立ちを覚える。
怒りの感情を顕にする事は滅多にないリュウガなので、ナギ以外のメンバーの間にも緊張の糸が張り詰める。
トワ「あ、あのっっ!!」
リュウガ「……何だ?」
この重苦しい雰囲気の中、意外な人物が割って入ってきた。
最年少のトワが口を挟むなんて事は前代未聞の事態と言っても過言では無い。
ソウシ「トワ!」
トワが何をしようとしてるのか、瞬時に理解したソウシはすぐに引き止めた。
それが馬の願いでもあるからだ。
しかし、
トワ「ソウシ先生、ごめんなさい………正直に……言わせてください。」
良心の呵責に苛まれたトワはいよいよ限界を迎えたようで、これ以上黙っていられなくなったのだ。
ソウシ「…………」
トワの意味深長な物言いに、ソウシ以外のメンバーは怪訝な表情をしてトワを凝視する。
トワ「昨日の宴の後…… 馬さんを襲ってしまいました…」
ナギ「………!!」
シン「はぁ!?」
ハヤテ「えぇぇぇ?!」
リュウガ「マジかよ!?」
トワの爆弾発言を聞いた各々が驚愕するリアクションを取っている。
ソウシ「途中で私が止めたから未遂だけどね。
そこは安心して欲しい、ナギ。」
溜め息混じりにソウシが補足を入れた。
この補足があったとしても衝撃の度合いは変わるものではないのだが。
ナギ「…………………」
他のメンバーが今まで目にした事がない程にナギは憤怒の表情でトワを睨んでいる。
その瞳には殺気が含まれており、今にも殴りかかるどころか殺しにかかりそうなオーラを纏っていた。
ソウシ「ナギ、落ち着くんだ。
トワもどうしようもなかったと思うよ。」
ナギ「………………」
ソウシ「ほら15、6の時って一番精力旺盛な時期だったろう?
私もトワぐらいの歳には朝から晩まで片栗粉で固さを調整して、」
ハヤテ「ちょっとソウシさん、何言ってるんですか!」
ソウシ「あぁ、ごめん。
話が脱線したけど…昨日はトワも酩酊状態だったし、その状態で馬ちゃんの甘い匂いを嗅いだら理性が吹き飛ぶ気持ちもわかるだろう?」
ナギ「……馬は?」
ソウシ「……ん?」
ナギ「ドクターが止めた時、馬の様子はどうだったんですか?」
ソウシ「………声も出さずに泣いてたよ。」
ナギ「……トワッッ!!」
ソウシの言葉を聞いたナギは堪えきれずにトワに殴りかかる。
トワ「………っ、…」
トワも抵抗せずに固く目を瞑った。