人魚島~2つの呪い~(その2)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬が余りにも捨て身でトワを庇うので、ソウシも折れざるを得なくなる。
ソウシ「そこまで馬ちゃんが言うのなら信じるしかないけど……」
ソウシは渋々といった表情で呟いた。
トワ「……で、でも僕は自分を許せな、」
馬「トワくん!!トワくんは今もかなり酔っ払ってるんだよ。
ささ、早く寝て寝て!」
またもや馬がトワの話を遮り、早く寝かせたいという建前で強引に話題を変えようとする。
ソウシ「……トワ、馬ちゃんの気持ちを察してあげるんだ。」
トワの耳元でソウシは囁き指示を出した。
トワ「…………ぅぅ……」
トワは変わらず青い顔をしながら、言われた通りに横になった。
馬「トワくんの次はソウシさんです!
早く部屋に戻って寝ましょうね♪」
ソウシ「……わかった、馬ちゃんも一緒に行こう。」
馬「はーい!」
努めて気丈に振る舞う馬の姿は、ソウシにもトワにも空元気のように見えて痛々しかった。
馬とソウシが連れ立って倉庫から出ようとした間際、
ソウシ「トワ、自分のした事を反省するんだ。」
と、ソウシが改めて釘を刺した。
トワ「…………はい。」
トワは酷く憔悴した声で答えた。
馬「あー、ソウシさん、ちょっと忘れ物~。」
馬は再びトワの元まで戻り、
馬「トワくん、私は気にしてないから……ゆっくり寝てね!」
トワ「馬さん……」
最後に彼のフォローをしてから倉庫を出たのだった。
道中、
ソウシ「………馬ちゃん、大丈夫かい?」
馬「…………あ、はい!…………ちょっと眠すぎて頭がボーッとするだけです!」
ソウシに改めて心配されたが、馬は目を合わせずに答えるだけだった。
ソウシ「……馬ちゃん?」
涙腺の緩い自分は今優しく話し掛けられると泣いてしまう、と自覚する馬は、早くナギの部屋に戻りたかったのだ。
馬「ソウシさん、お休みなさいっっ!」
ソウシ「あ、馬ちゃん!?」
馬は振り返らずにナギの部屋を目指して走り出した。
ソウシ「いつでも力になるから抱え込んじゃダメだよ!」
馬の背中にソウシの優しい言葉が投げ掛けられた。
予想していた通り、今はそれだけで涙が溢れてしまいそうだ……馬は振り向かないままにソウシに手だけを振ってから部屋に入った。
バタンッ!!
扉を閉じた後、馬の瞳からは勝手に涙が溢れて来るのだった……
……………………………
話は現実に戻り……
バンッッッ!!
馬はナギの追跡から逃れるために、とある人物の部屋へと飛び込んでいた。
ソウシ「………あれ………馬ちゃん……?」
まだ眠っていたであろうソウシが凄く気だるそうに目を開けて反応した。
馬「ソウシさん、今こそ力になってください!!」
ソウシ「…………え……………」
馬はソウシに頼み込むと、すぐに彼の寝床に潜り込んだ。
ソウシ「……えぇぇぇー……………まぁ、良いけど……」
馬はモゾモゾとソウシの身体にくっつきそうになるくらいまで近付き、布団をかぶった。
そして、
馬「もうすぐ恐ろしい緑鬼が来ますから匿ってくださいね!」
馬は大雑把に状況を説明してから身体を小さく丸めた。
ソウシ「………鬼?」
少しして、
バンッッ!!
ナギ「馬っっっ!!」
ナギが怒りの形相で部屋に入ってきた。
馬『ヒィッッッ…』
緑鬼(ナギ)の登場に馬はますます身体を縮こめる。
ソウシ『…………あぁ、なるほど………』
憤怒しているナギと、その彼から逃走中の馬。
両者の様子を見て、聡明なソウシは寝惚けながらも状況を把握した。