シャハイ島~蝶とファラオの花畑~(その2)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ナギは馬の背中のファスナーを許可も得ずに勝手に降ろした。
下まで降ろしきると、馬を押さえつけている腕の力を緩めてやる。
力を緩めて自由にしてやっても馬はそのままナギの首筋に顔を置いてもたれかかったまま、動こうとはしなかった。
ナギ「馬…」
名前を呼んでみても彼女はふるふると首を振るだけでやはり動こうとはしない。
むしろ絶対に動くもんか、という意思を示しているのか、ナギに強くしがみついてきた。
仕方がないので、開かれたドレスの隙間から腕を侵入させ、直接馬の背中を撫でる。
馬「…んっ…!」
ナギの手が馬の柔肌に触れた瞬間、抱き付いたままの小さな身体がビクッと反応した。
その反応に気分を良くしたナギはそのまま馬の背中を触り続ける。
彼女の背中は街中を走った名残なのか、汗でしっとりと濡れていた。
背中を愛でるように指先を上下に動かすと、馬はその都度、身体をビクッビクッと強張らせる。
馬のそんな反応を見ていると、女性との接触が久しぶりということもあり、ナギ自身の身体も熱く火照っていくように感じた。
勢いのまま、馬に気付かれないよう、そっと背中に張り付く邪魔な胸当ての留め具も外しておいた。
ナギ「……熱い。」
適当な理由を付けて抱きつく馬を自身から離そうとするも、
馬「熱くない、です…」
と、抵抗して離れようとしない。
ただ、彼女の抵抗はとてもか細くて非力である。
そんな抵抗はむしろナギからすれば興奮剤にしかならない。
ナギ「…………馬」
自分でも彼女の名前を呼ぶ声に熱が籠っているのがわかる。
馬「………」
それでも頑として動かない馬に痺れを切らしたナギは強引に離すことにした。
馬の肩を持ち、そのまま後方に傾ける。
馬「…イヤッ!……見ないでくださいっ…」
馬はまるで男心がわかっていない、そんな事を言われると見ずにはいられなくなる。
馬「…ハァ…………ハァッ…………」
極度の緊張のせいか、馬は息が荒くなっている。
さらには顔を横に反らして必死にナギの方を向かないようにもしている。
ナギは無理矢理自分の方に馬の顔を向かせ、見られたくないと言う顔を強引に見てやると…彼女は何とも艶かな、それでいて清純さも感じる乙女の顔をしていた。
恥じらいのせいで頬をピンクに染め上げ、目からは大粒の涙がこぼれ落ちている。
涙の効果も相まって愛らしい馬の瞳はキラキラと宝石が輝くように潤んでいた。
そして、何よりも堪らなかったのはそんな状態にも関わらず、キッと自分を睨む馬の表情…それはまるで屈服させたくなるという男の本能を駆り立てるものだった。
普段はナギに対して笑顔しか向けてこない馬が彼を拒むために睨んでいる。
普段とは違う彼女を苛めてみたい。
ナギのサディスティックな感情を奮い起たせる表情をしていた。
馬「ナギさん………もう…揶揄うのは……やめてください。」
それでも馬は抵抗するのを諦めてはいない。
ナギの胸を手で押し返し、未だ離れようとさえする。
ナギは馬の言うことには耳を貸さず、その代わり、彼女の首筋に顔を埋めた。
馬「…んっっ………いゃっっ…」
ナギは首筋に口付けをすると、馬はかぶりをふって嫌がった。
構わず彼女の首筋を味わう。
馬「ナギさん…ダメだって…」
馬は必死に押し退けようとするが力の差は歴然で、ナギは全く意に介することは無かった。
ナギ「…………ハッ……………………ハッ………」
ナギも興奮しているせいか、息が荒い。 彼の吐息が首にかかる。
それですら馬はくすぐったくて堪らなかった。
すると、チリッとした痛みが馬を襲う。
馬「……っつ……」
ナギは馬の肌にキツめに吸い付き、わざとキスマークを付けた。
すぐに紅く浮かび上がるナギの証…彼女の白い首筋に刻まれた彼の印はよく映えており、純白の雪の上に咲いた花のようだった。
馬「……あぅっ…………やっ…いゃっっ……」
次々と馬の首筋に花が咲いていく。
普段のナギなら痕が残るようなことはしないのだが、今はそんなことを考えている余裕がない。
馬「…ハ…ンゥッ………………んっ…」
馬の必死に抑えた声が微かにこだまする。
一通り満足したナギは、ドレスの胸元を緩め、外しておいた胸当てに手を掛けようとした。
馬「っ!!…それはダメッッ!」
馬は思い出したように強めに抵抗した。
ナギ「……今さらだろ?」
ナギは嘲笑い、胸当てを外した。
すると、
ファサッ……!
彼女の衣服の中から何やら黒い布が落ちてきた。
馬「あぁっっ、私のお守り!!!」
ナギ「……………」
ナギはこの流れを何度か経験している。 嫌な予感どころではなかった。