ミゼル島~大病院の陰謀説~(その4)
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(本人達はそう思っていないのだが、)2人でひとしきりイチャついた後で、急に馬が立ち上がった。
ガラガラと点滴台を押しながら部屋の扉へと向かって行く。
馬「よし、ナギさんからパワーとパンツを貰ったので、行きましょうか!!」
しかし、 彼女の行動は思うようにいかなくなる。
ガシッ!!
馬「ぬ!!金縛りか?!………ぐぬぬぅ……歩けぬ、歩けぬぞぉぉ!!」
それもそのはず、ナギの手が馬の頭を上からガッチリと抑えているからだ。
ナギ「………何処に行く気だ?」
馬「パンツも穿けたし、院内を調査しようと思いまして。」
サッと機敏にしゃがんだ馬は、見事ナギの手を掻い潜る事が出来た。
ナギ「……!」
逃げられてから、馬が意外とすばしっこい事実をナギは改めて思い出す。
馬「よし!ナギさんも一緒に行きましょうか♪」
ナギの手をかわした馬だが、そのまま身を翻し、再度素早くナギの袂まで身を寄せる…まるで踊りを舞っているような彼女の軽い身のこなしに、ナギは素直に感心していた。
ナギ「……素早いんだな。」
馬「昔から逃げ足だけは速かったんですよ!
さあ、いざ出陣で~す!」
ナギ「………」
点滴台と、ナギの手を握った馬はワクワクしながら病院散策へと出発した。
ナギも黙って彼女について行く。
……………………………
馬「ここは売店ですね!」
さすが、島1番の大病院…院内の中央には患者向けに作られた大規模の売店が置かれていた。
馬「おやおや!?」
浮かれた足取りで入店した馬は、すぐにあるものを見付けて釘付けになってしまった。
馬「すみません、あそこの売り場が見たいです!!」
ナギの腕を無理矢理引っ張りながらやって来た場所は、入院している児童のための玩具売り場だった。
馬「コマやけん玉……くぅー、このレトロな感じがたまらないっっ!」
ナギ「……………」
隣で呆れているナギには構わず、馬は売り物の玩具を真剣に物色している。
馬「あぁっっ!このリアルカブトムシのフィギュアをハヤテさんのベッドに仕込んでみたい♪」
ナギ「……あまりアホなことはするなよ。」
呆れに呆れきったナギは、馬の好きにさせながらも自分の興味のある品物を見る事にした。
各自で気になる商品を見ていると、
ドンッッ!!
馬「あっ、ごめんなさい!」
馬がすぐ横にいた子どもとぶつかってしまった。
つい集中し過ぎて玩具を見ていたせいで、子どもの存在に気が付いていなかったのだ。
?「……うん。」
身なりからして男児だとわかるその子どもは、馬の言葉に対して小さく返事をした。
馬は視線を低くしてから改めて謝罪をしつつ、子どもの怪我の有無も確認する。
馬「ごめんなさい、結構な勢いで当たっちゃったけど、大丈夫かな?」
?「うん、大丈夫。」
馬の顔を見上げながら、子どもは微笑んだ。
馬『良かった……』
見た限りでは、子どもに怪我は無さそうだったので馬は胸を撫で下ろした。
すると、
ナギ「………テッドか?」
まさかのナギの方が子どもと顔見知りだったらしく、思わず彼の名前を呼んだ。
しかし、
テッド「………!!」
ナギに声を掛けられた子どもは血相を変えてすぐに走り去ってしまった。
馬『ナギさん、子どもに嫌われ過ぎぃ…』
そんな事を暢気に思っている馬を尻目に、ナギは逃走した子どもを追い掛けようとした。
ナギ「……テッド、待て!」
馬「えっ!ナギさん!?」
ナギ「先に病室に戻っとけ!!」
そう言い残してナギまで走り去ってしまった。
馬「えぇぇー……走るナギさんは後ろ姿もカッコイイ////」
1人でポツンと取り残された馬は、ナギの後ろ姿の余韻に浸りながら、もう少しだけ玩具売り場を見ることにした。