ミゼル島~大病院の陰謀説~(その3)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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シン「ハニー(棒読み)、ナギに事前通告をしておいたからな。」
馬「へぃ!?何の事でございましょ…?」
シン「これでいつでも部屋を移って来れる。」
馬「あ、昨日の!」
シン「そうだ。」
シンはニヤリと笑い、馬とナギの両者の顔を見比べた。
馬は間抜け面で笑っているが、ナギの方は眉を顰めながら睨んでおり、対照的な表情をしている。
シン「……さて、オレとしたことが忘れ物をしたらしい、少しこの場を離れるか。」
わざとらしく呟いてから、シンは部屋の扉へと向かっていく。
完璧主義者のシンが忘れ物をするなんて事は滅多に無い。
彼なりに気を利かせた退室するための理由付けであって、そこには 『進展のないお前らは、この機会によく話し合え』 と、いう意味合いが含まれている。
シンが一時的に退室し、個室のVIP病室では再び馬とナギの2人きりになった。
馬「いやはや、シンさんが忘れ物をするなんて、珍しい事もあるもんですね。」
シンの言葉をそのまま受け取った馬はナギにコソッと耳打ちした。
しかし、ナギはシンが気を利かせたという事に気付いているので、すぐに本題を馬に問う。
ナギ「……それより、お前は俺の部屋から移りたいのか?」
馬「はい!昨日、そうした方が良いのかなって思いました♪」
明るく馬に返されて、ナギはますますショックを受ける。
彼はあまり感情を表に出したりはしないのだが、明らかに気落ちした顔をして聞き返した。
ナギ「…どうしてそう思ったんだ?」
馬「うーん…クレアさんみたいに、今後、ナギさんの恋人が急に現れた時、私と同室だって知られたら浮気を疑われるでしょう?
そうならないためにもダーリン(仮)の部屋で居候した方が良いかなって思いました!
ダーリン(仮)にはスキャンダルは無いそうだし…というか、彼は女性に対して冷め過ぎてる気がするので、実はホモなんじゃないかと私は疑っています。」
最後だけは小声で、それ以外はニコニコとしながら馬は答えた。
ナギ「さっき言っただろ、今は女なんていねぇって!」
ナギにしては珍しく強い口調で訴える。
馬「な、ナギさん?」
ナギ「……それでもお前は部屋を移りたいのか?」
ナギは馬の手を取り、直接心に訴えかけるような真剣な眼差しで彼女の目をジッと見つめた。
馬「えっ……あのっ……」
ナギ「…………」
真摯なナギの訴えを受けて、流石の馬もふざけてはいられなくなる。
馬「参ったなぁ…」
馬はナギの大きな手を意識するとさらに思考が停止してしまいそうになるが、ナギが真剣な面持ちで自分に問い掛けている今、問題から目をそらさずにきちんと向き合わなければいけない気がした。
……………………………
年配の男「あのシリウス団の紅一点の女について、何かわかったか?」
若い女「はい……ハナコさんは……眼帯の男の恋人だそうです。」
年配の男「そうなのか?てっきりお前の知り合い、『鎖鎌のナギ』の女だと思ったんだがな。」
若い女「……………」
年配の男「まぁ良い。あの女の身元は不明だが、なかなか良い見た目をしていた。
それに従順なヤマト系の女は相場も高いしな……女はそっちの方で稼がせるとするか。
まぁ、その前に私が味見をするのも良いだろうな。」
若い女「……それは…」
年配の男「……なんだ?あの女に情が移ったか?」
若い女「………いえ。それよりも約束は守ってくださいね。」
年配の男「…あぁ、わかっている。 一刻も早くシリウス海賊団を捕らえられるよう、これからも情報を集めておくんだぞ、クレア。」
クレア「……はい……」
(その4に続く)