ミゼル島~大病院の陰謀説~(その3)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「男運はないけど、周りの人には恵まれてるから良いんです♪」
大きな背中に張り付く馬は、よいしょとナギの腕を持ち上げ、彼の脇腹部分にすっぽりと収まった。
ナギも彼女に合わせて肩を抱いてやる。
馬「タケル君に、梅さんに、アケミさんに、サラさん、あと、シリウスメンバーは全員素晴らしいです!
船長、ソウシさん、シンさん、ハヤテさん、トワ君、それと……ナギさん!!…こちょこちょこちょ!」
ナギの名前を出した瞬間に悪戯心で、馬は彼の脇腹をくすぐった。
ナギ「……っ、やめろ。」
予想外の動きをされたナギは慌てて馬の手を抑えた。
馬「フフフ、私はナギさんをくすぐりたくて仕方がないっっ!」
ナギ「…………」
暴れる馬の手を抑えると、ナギは逆に馬の脇腹をくすぐった。
馬「…ギャヒッ!……フッ…や、やめ……ギャハハハハハハ……ちょっとごめんなさ………ア、アハハハハハハハハ……ギブ!ギブギブ!!……ゲホッ」
馬が咳き込み出してナギはやっとくすぐる動きを止めた。
ナギ「……お前が俺を出し抜こうなんて100年早ぇ。」
馬「………ゼェ、ゼェ…くすぐり攻撃にも容赦ないとは…!!」
ナギ「…………」
ナギはニヤリと笑った。
ナギは女性と2人きりになると相手の方から積極的に来られる場合が多く、その後は性急にコトを進める方法でしかコミュニケーションを取った事が無い。
馬の場合はそんな色気に欠けると言うか、良く言えば艶事が無くても場が持つので凄く楽である。
その辺りも、ナギが馬に惚れた理由になるのだろう。
ところが、
馬「あー、早くダーリン(仮)来ないかな。」
そんなナギの想いを微塵も知らない馬は、あろうことか他の男の到着を待ち侘びていた。
ナギ「……は?」
馬「いや、ダーリン(仮)が来たら彼のパンツを奪おうと思って……ギャンッッッ!」
パンツという単語を聞いた瞬間、ナギは反射的にデコピンを繰り出した。
馬「いったー!何するんですか!?だってシンさんのパンツはシルク製の…ギャァッ!!」
今度は馬を抱き締める手に力を込めた。
すると、ナギの脇腹に彼女がもたれ掛かる形になる。
馬「はわゎゎゎ////」
ナギと密着し、急に恥ずかしくなった馬は身を固くした。
ナギ「……今日は諦めろって言っただろ。」
馬「でもシルク…オワフッ!」
ナギ「もう黙っとけ。」
ナギは空いてる方の手で馬の顎を上に向け、再びキスに挑戦しようとしたが…
ガラッ!!
タイミングを見計らったかのように馬の仮初めのダーリン(シン)が入室してきた。
シン「……………ハニー(棒読み)、浮気は川流しだぞ?」
2人の体勢を一目見て、状況を察したシンは意地悪そうな笑みを浮かべながら言い放った。
馬「ダーリン(仮)、お帰りなさい!」
ナギ「…………」
こうして、ナギの仁義なきキスへの挑戦〜其の二〜は失敗に終わった。
……………………………
馬「……というわけで、私はアバズレで泥棒猫で女豹でセクシーだと思われてるみたいです!」
ナギ「いや、そこまでは言ってなかっただろ。」
馬はシンが不在の間に起こったクレアとの修羅場話を大雑把に説明し、ナギが正しい内容を訂正した。
シン「……へぇ、面白い事になってるんだな。」
話を聞いたシンの目が好奇の色に輝いた様子をナギは見逃さなかった。
ナギ「……シン、お前まで話をややこしくするようなことはするなよ。」
シン「………………………あぁ、しない。」
ナギ「…………」
かなり間の開いた返答をされたので、ナギは訝しげにシンを見返した。
すると、
馬「賢いご主人様がそんな酷い事をするわけないじゃないです……ギャァッ!!」
シンに唐突に抱き締められ、馬は悲鳴を上げた。
明らかにナギを意識しての挑発行為である。
シン「可哀想にハナコ、酷い目に遭ったんだな。」
わざとらしい言葉を掛けながらシンは馬を抱きしめ続けている。
ナギ「………何してんだ。」
シン「ハニー(笑)を慰めてるだけだが?」
不機嫌なナギをシンは一瞥し、それはそれは楽しそうに微笑んだ。
ナギ「……シン、離れろ。」
馬「そうだー、離してくだせぇー、我ら農民がいつも辛い目に逢うんじゃー!」
シン「ハナコ!!」
馬「はい?」
シン「プロテイン!!」
馬「ぐっっっ!」
まるで犬とその飼い主のようなやり取りで馬は黙らされてしまった。
ナギ「…………?」
ナギには弟タケルの存在を知られているが、馬がプロテイン代の仕送りをしている事までは話していない。
自分は弟に仕送りをする健気な姉…なんてキャラでも無いし、同情もされたくないので他人には仕送りの件は秘密にしている。
そんな彼女の小さな秘密はシャハイ島でシンにバレてしまい、以降はことあるごとに彼から脅しのネタに使われているのだった。
馬『畜生!なんて素敵なダーリン(仮)、こうなったら匂いを嗅ぎながら甘く抱き締められてあげますわ……スンスンスン……』
開き直った馬は自らシンにしなだれかかる。
そして、彼女はシンの身体に鼻を押し当てクンクンと匂いを嗅ぎだした。
シン「何をしている?」
馬の不審な行動に気付き、流石のシンもたじろいだ。
馬「あーー、はいはい……お香かな、高貴な香りが微かにして………あっ………良い………またナギさんとはタイプが違って……」
シン「気持ち悪い奴だな。」
シンは馬を引き剥がそうとしたが、逆に馬はシンから離れようとはしなかった。