ミゼル島~大病院の陰謀説~(その3)
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ナギは馬に投げ付けられたというクレアのメモを読んだ。
ナギ『………そう捉えたか。』
女の考え方がわからない、そう心から感じたナギは閉口した。
ナギ『俺を憎むならともかく、どうして馬に怒りが向けられるんだ…』
頭を抱えるナギは思わず溜め息を吐いた。
ナギの溜め息を聞いたハヤテが労いの言葉を掛ける。
ハヤテ「ナギ兄も大変だな。
ハナコもハナコでアバズレとか言われて相当ショックだろ?」
馬「うーん、でもクレアさんの嫉妬って可愛いもんだと思いますよ!」
と、平然と話す馬に、ハヤテとナギは興味を持った。
ハヤテ「何でだよ、俺が…その…ヤリチンとか言われたら凹むと思うぞ。」
馬「あらまぁ!やっぱりハヤテさんは純情派なんですね。結婚してくだ、」
ナギ「お前は慣れてそうだな。」
ハヤテへのプロポーズを言い終えるまでにナギが言葉を掛けた。
馬「そうなんですよ。
もう吹っ切れてる話なんでネタにしちゃってるんですがね、昔、女中のバイトをしてた時の話でございます。」
ハヤテ「前に言ってたメイドみたいなやつか!」
馬「そうそう。
大旦那様とその孫の若様とはかなり仲良くさせてもらって、毎日楽しかったのですが…旦那様がねー、ちょっと……まぁ、ハードなセクハラをかましてきましてね。」
ハヤテ「軽く言うけど大丈夫なんかよ、それ…」
馬「何とか大丈夫でしたが、それはもう凹みましたよ。
しかも女中仲間にセクハラされたって事が知られた途端、壮絶な嫌がらせがスタートしたんです!
何でだ!?ってなりましたよ。」
ハヤテ「お前の方が嫌がらせされんのかよ、キッツいなー。」
馬「旦那様を好きな先輩が悪いお友達を連れてきて襲わせようとしたり、本当散々でしたね。」
ナギ「………無事で済んだのか?」
ナギが心配そうに尋ねてきた。
まるで無人島で過去の話をしている時に戻ったようだ。
馬「なんか、寝ちゃってたのかな、とにかく私の意識の無い間に大旦那様が助けてくれて……で、その日の内にバイトは辞めましたけどね。」
ハヤテ「寝てる間って…そんな時に寝るなんてたいした神経してんな。」
馬「ですよね。何で寝てたのか自分でもわかりません(笑)
それで、そのすぐ後にオカマバーで働く事になって、」
ハヤテ「ちょっと待て、お前女だろ?何でオカマバーなんだよ。」
馬「働き口が無くて路頭に迷ってたら店長のアケミさんに拾われたんです!
勢いで、アケミさんの店の裏方で雇ってもらうことになったんです。」
ハヤテ「あ、裏方か。それならわかるわ。」
馬「オカマのおねーさんの中にも私を気に入らない人がいらっしゃって。
何で女なんかいるの、と言われる事から始まり、そのおねーさんの常連さんに、私が女だって知った瞬間から言い寄られたりしたもんだから完全に怒りを買っちゃいましたね。」
ハヤテ「お前にはどうしようも無いことばかりじゃねぇか。」
ナギ「………怒りを買ってどうしたんだ?」
馬の身を案じたナギは続きが気になるようだ。
馬「えーっと、そのおねーさんはやはり怖い人達を引き連れて、これまた大人の話し合いをされそうになり…」
ハヤテ「結構な修羅場くぐってんなー。」
ナギ「………」
ハヤテは女中以前の馬の過去を知らない。
唯一知っているナギは馬の事をますます不憫に思った。
馬「つい最近は巨大タコ?イカ?に投げられて遭難しましたしね、私は修羅場ホイホイかもしれません!
で、この事件は、気付いた店長と他のスタッフさんに間一髪で助けていただき、怖い人達は大人の制裁を受けたそうですが、そこのところもヤバそうなので聞いてません。」
ハヤテ「確かに、そんな経験ばっかしてたら紙を投げ付けられたくらいじゃどうってことないよな。」
馬「むしろ、美人に冷たくあしらわれるなんて、ゾクッと来るというか、ご褒美というか////」
ハヤテ「気持ち悪いな、お前。」
ハヤテは馬の発言に引いてしまった。
ナギ「…………」
何も語らないナギはただただ馬を見つめるだけだった。
そんな彼に気付いた馬は、
馬「ナギさーん?」
と、声を掛けた。
しかしナギは彼女に答える事はせず、代わりにハヤテに話し掛けた。
ナギ「ハヤテ、干し肉の在庫がもう無い。」
ハヤテ「いきなりどうしたんだよ?
それに昨日ナギ兄買い出ししたって言ってなかったっけ?」
ナギ「干し肉だけ忘れてた、今すぐ買ってこい。」
ハヤテ「えぇーー!何で今すぐなんだよ?
後で良いじゃんか。」
ナギ「お前が一番食うだろ、早く行け。」
ハヤテ「ちぇー……」
渋々ハヤテは退出していった。
馬『ナギさん、急な罰ゲームでも思い付いたのかな…』
このやり取りを見ていた馬は、ナギがハヤテを無理矢理追い出したようにしか見えなかった。