ミゼル島~大病院の陰謀説~(その2)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
3人でしばらく談笑していると、
ガラッ…!
病室の扉が開けられた。
ナース「院長先生の回診のお時間です。」
そう告げたナースを筆頭にして、ゾロゾロと医師集団が入室してきた。
馬『おお〜、大所帯!!わざわざ私のために院長先生が来てくれるなんて…!!』
凄く丁寧な病院だと馬が感動していると、院長と思しき年配の男性が直接声を掛けてきた。
院長「はい、ちょっと診察するからね。」
馬『……!!』
優しく微笑む院長だが、馬は何故だか鳥肌が立ってしまった。
トワ「あ////すみません、僕は出ておきますね。」
トワはすぐに立ち上がり、足早に退出した。
続けてナギも立ち上がろうとしたが、馬が手を掴んで首を振った。
ナギ「……?」
馬「ゴホッゴホッ、先生の話を一緒に聞いてて欲しいです…私、忘れっぽいから…ゴホッ!!」
わざとらしく体調不良をアピールしながら話す馬の目は、ナギにここにいろと訴えている。
ナギ「………」
ナギは馬の意図を理解し、そのまま付き添い者用の椅子に座り直した。
院長「……君は?」
ナギ「コイツの保護者みたいなモンです。」
院長「……ほぅ。」
院長はナギの事を一瞥してから、馬の病院服の合わせ目を開いた。
ナギは横からその様子を見ていたが、開かれた衣服から見える馬の裸体がかなり刺激的に感じられた。
白い肌に、つい先ほど自分が付けた紅い印が酷く映えており、その様子を見たナギの鼓動は少し早くなっていた。
馬『何だろう………この先生、生理的に無理……ドス黒い何かがありそう…』
聴診器を当てられていると、馬の鳥肌が増殖していく。
この人物に触れられる事を彼女の身体が本能的に拒んでいるようだ。
院長「うん、経過はだいぶ良いみたいだね。
どうしたのかな、寒いのかい?」
馬「…えーと、はい…」
珍しく言葉数の少ない馬の様子に気が付き、ナギが代わりに口を開いて話題を変えた。
ナギ「どれ位で退院できそうですか?」
院長「……一週間……くらいかねぇ。」
そんなに掛かるのか…院長の回答を聞いたナギは驚いた。
ナース「失礼しました。」
退出時もナースの挨拶で締められ、医師集団が部屋から去っていった。
馬は病院服の合わせ目もきちんと閉じないまま固まっている。
ナギ「………馬?」
ナギは馬の顔を覗き込んだ。
馬「ナギさん、見てください。」
馬はいきなり病院服を脱いだ。
再び晒される白い肌…流石に胸元は手で隠されているが、彼女の背中などは丸見えだ。
ナギ「……いきなり何だよ////」
馬「えぇっ!?ナギさんが照れないでくださいよ…私の裸なんてたかが知れてるでしょう?
それよりもほら!」
馬は同時に手も差し出した。
ナギ「……?」
ナギは言われたまま観察してみると、彼女の腕と背中の肌がかなり粟立っているのがわかった。
馬「あの院長先生、無理です!」
ナギ「……無理?」
馬「なんか、背負っているものがどす黒くて…業が深いってやつですよね。
あー怖い怖い!出来れば近寄りたくありません!」
馬は溜め息を吐きながら病院服を着直した。
人懐っこい性格の馬がこんなにも毛嫌いする様子は非常に珍しいことだった。
……………………………
昼間の担当ナースが抗生剤入りの点滴を付け替える。
ナース「昨日よりも咳は出てないわね。
熱も無いし、ハナコさんはもうすぐ退院かしら?」
ナースは微笑ましく話しかけてきた。
馬「えっと…もう一週間程入院しなくちゃいけないって回診の時に言われたんです…」
ナース「えっ、本当?ハナコさんくらいの肺炎だったらそんなに長引かないと思うんだけど…もしかしたら何か検査するのかもしれないわね。」
馬「ヒィィッ、注射は嫌だ、注射は嫌だ、注射は嫌だ…」
ナース「フフ、血液検査をするなら注射をされるけど、そんなに痛くないわよ♪」
馬「げっっ!!!」
やはり注射をされる運命なのか…と、馬は嘆いている。
そのすぐ隣でナースと馬の会話を聞いていたトワとナギが小声で話す。
トワ「おかしいですね。」
ナギ「……あぁ。俺も聞いてたが、直接院長の口から一週間は掛かるって言われてた。」
トワ「ソウシ先生もあのナースさんの言う通り、すぐに退院出来そうって言ってましたよ。」
ナギ「……馬をここに留まらせたいって感じがするな。」
トワ「かもしれませんね。
今、ハヤテさんとソウシ先生が内部調査に当たってくれてます。」
ナギ「……何かわかったらすぐに教えろ。」
トワ「はい。」
ナギ「……俺はこのまま馬に付いてる。」
馬「だからトワはヒヨコの世話をしっかりな!」
トワ「わゎっ!馬さ…じゃない、ハナコさん!!急に入ってこないでくださいよ。」
ナギとトワが密談している間に、仕事を終えたナースは部屋から出ていったようだ。
馬「2人が真剣な顔で話してるから、てっきりスパイ案件かと。
私、スパイに憧れてるんですよね〜♪」
そう語る馬はイキイキとしており、目も爛々と輝いている。
その様子を見て、
トワ『馬さんは可愛いらしい人だなぁ!』
ナギ『………アホだな。』
トワとナギで全く異なる感想を抱いていた。